<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
		xmlns:xhtml="http://www.w3.org/1999/xhtml"
>

<channel>
	<title>はっきりいってアイマスびいきです！！ &#187; アイマスSS</title>
	<atom:link href="http://imasbiiki.net/category/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%82%b9ss/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>http://imasbiiki.net</link>
	<description></description>
	<lastBuildDate>Mon, 07 Oct 2013 11:07:05 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>hourly</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>1</sy:updateFrequency>
	<generator>http://wordpress.org/?v=3.6.1</generator>
<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://imasbiiki.net/category/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%82%b9ss/feed/" />
		<item>
		<title>貴音「奇病」</title>
		<link>http://imasbiiki.net/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%82%b9ss/136/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=%25e8%25b2%25b4%25e9%259f%25b3%25e3%2580%258c%25e5%25a5%2587%25e7%2597%2585%25e3%2580%258d</link>
		<comments>http://imasbiiki.net/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%82%b9ss/136/#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 25 Sep 2013 13:18:23 +0000</pubDate>
		<dc:creator>管理人P</dc:creator>
				<category><![CDATA[アイマスSS]]></category>
		<category><![CDATA[四条貴音]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://imasbiiki.net/?p=136</guid>
		<description><![CDATA[1：以下、新鯖からお送りいたします：2013/09/13(金) 21:36:38.35 ID:XCNAE9OL0 覚えているのは畳の部屋、軋む木の床の音、いつも襖の閉じている部屋、そして私を腕に抱く父の手首から肘までを覆 &#8230; <a href="http://imasbiiki.net/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%82%b9ss/136/">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div id="resid1">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">1：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:36:38.35 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
覚えているのは畳の部屋、軋む木の床の音、いつも襖の閉じている部屋、そして私を腕に抱く父の手首から肘までを覆う包帯。 <br /> 友と呼べる者を自宅に招いた記憶も、一家団欒の食卓などと云うものも記憶にはございません。 <br /> 私が物心付いた時既に、母は病に臥せっておりました。 <br /> その病が、四条の家だけに伝わる奇病である事、先述の襖の閉じた部屋に母が居た、という事。 <br /> そして私もまた、四条の家の人間であるという事―――――――。 </p>
<p>SSWiki : <a href="http://ss.vip2ch.com/jmp/1379075798" target="_blank" rel="nofollow">http://ss.vip2ch.com/jmp/1379075798</a>
</div>
</div>
<p><span id="more-136"></span>
<div id="resid2">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">2：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:38:05.51 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
Ｐ　「お疲れさん貴音。今日はひな壇だけどなかなか存在感あったじゃないか。」 </p>
<p> 貴音「そう言って頂けると私も頑張った甲斐があるというものですね。」 </p>
<p> Ｐ　［まぁ、貴音程存在感のある奴も珍しいだろうけど、何にせよこれでお茶の間にも司会者にも覚えてもらえるといいな！」 </p>
<p> 貴音「誠、そうなって欲しいものですね。」 </p>
<p> Ｐ　「さて、収録で気を張って疲れたろう？飯でも行こうか。」 </p>
<p> 貴音「ではらぁめんを！」 </p>
<p> Ｐ　「言うと思ったよ･･･。」 </p>
<p> 貴音「なんと･･･！面妖な･･･。」 </p>
<p> Ｐ　「はは、さて行こうか。」 </p>
<p> すたじおから外へ向かおうとした時でした。
</p></div>
</div>
<div id="resid3">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">3：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:38:57.61 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
スタッフ「きゃっ！」 </p>
<p> Ｐ　「うお！」 </p>
<p> 装置を運ぶ関係者とプロデューサーがぶつかり、二人ともその所為で転んでしまいました。 <br /> 更に運んでいた装置が運悪くプロデューサーの手の上へ落下。 </p>
<p> スタッフ1「だ、大丈夫ですか765さん！！」 </p>
<p> スタッフ2「おいおい何やってんだ！！」 </p>
<p> Ｐ　「あ～いえいえ大丈夫です、こちらも周りを見てませんでしたので気にしないでください。」 </p>
<p> スタッフ2「いやでも･･･って765さん血が出てるじゃないっすか！」 </p>
<p> Ｐ　「え？あ～ホントだ。まあでも大した怪我じゃないし大丈夫ですよ。」 </p>
<p> 装置の落下の際に出たであろう血がプロデューサーの手の甲を流れている。
</p></div>
</div>
<div id="resid4">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">4：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:39:36.77 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
―――――ドクン･･･。 </p>
<p> 血･･･。 </p>
<p> 紅い血･･･。 </p>
<p> とても紅い、血…。 </p>
<p> 身体が震える。 <br /> 心臓が早鐘を打つかの如く胸がざわついて、呼吸が乱れてゆきます。 <br /> もう長い事帰っていない四条の屋敷の情景が脳裏に思い起こされ、開かずの襖が開き、その奥には口から紅い液体を流す銀髪の女性。 <br /> その瞬間、より一層心臓が大きく跳ね上がり、そして私の視界は黒く塗りつぶされました。 </p>
<p> Ｐ　「貴音は怪我して…た、貴音！！？」 </p>
<p> 後から聞いた話ではプロデューサーが、横で力無く崩れ落ちる私を抱き抱えて下さったようです。 <br /> その時のプロデューサーは正に鬼気迫る表情だったと伝え聞いております。
</div>
</div>
<div id="resid5">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">5：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:40:28.39 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
目を覚ましたのは知らない天井の部屋でした。 </p>
<p> 貴音「…ここは…？」 </p>
<p> Ｐ　「貴音！目が覚めたか！」 </p>
<p> 貴音「あなた様…？」 </p>
<p> Ｐ　「良かった…。」 </p>
<p> 貴音「はて、私はどうして寝台の上などに…？」 </p>
<p> Ｐ　「憶えてないのか？スタジオで急に倒れたんだぞ。だからテレビ局の医務室に運んだんだ。」 </p>
<p> 貴音「そういえば、怪我をされたあなた様を見てからの記憶が…。」 </p>
<p> Ｐ　「何だ、血がダメだったのか？」 </p>
<p> 貴音「いえ、そう言う訳では…」
</p></div>
</div>
<div id="resid6">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">6：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:41:01.65 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
Ｐ　「まぁ貴音は案外怖がりだからな。」 </p>
<p> 貴音「そ、そんなことは！」 </p>
<p> Ｐ　「あ、さっきカメラチェックしてもらった時に貴音の右肩に白い手が…」 </p>
<p> 貴音「ひっ…。め、面妖にゃぁ…。」 </p>
<p> Ｐ　「ぶふっ。にゃあってお前…くくく…。」 </p>
<p> 貴音「あ、あなた様…？」 </p>
<p> Ｐ　「すまん、今のは嘘だ。」 </p>
<p> 貴音「何と…！あなた様は、いけずです…。」 </p>
<p> Ｐ　「すまんすまん、悪かったよ。まぁでも少しは元気出たみたいだな。」 </p>
<p> プロデューサーは飲み物を買ってくると言うと、医務室を後にしてしまいました。
</p></div>
</div>
<div id="resid7">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">7：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:41:44.35 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
私は一体どうしたというのでしょうか…？ <br /> ただ、血を流すあのお方を見たというだけで気を失ってしまうような失態を。 <br /> しかもそれをよりにもよって仕事場で、もっと言えばあのお方の傍で晒してしまうなどと。 <br /> 雪歩風に言うのであれば、穴を掘って埋まってしまいたい心境です。 </p>
<p> それに気になるのはあの時、何故四条の屋敷が思い起こされたのでしょう。 <br /> 血を見た瞬間に早鐘を打った心臓、それは緊張や恐怖によるものとは違いました。 <br /> あの時感じた胸のざわつき、あれは“らいぶ”や“ふぇす”を終えた後に感ずる興奮と酷く似た物。 <br /> 更に、私の記憶にはない襖の開いた部屋、そこにいたのは私の―――――。
</div>
</div>
<div id="resid8">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">8：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:42:22.00 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
Ｐ　「ただいま、貴音。」 </p>
<p> 戻って来たプロデューサーの声ではっと我に帰る。 </p>
<p> 貴音「おかえりなさいませ、あなた様。」 </p>
<p> すぐさま何事も無かったかのよう取り繕います。 </p>
<p> Ｐ　「お茶買って来た。ほれ。」 </p>
<p> ぷらすちっくの容器に入った暖かいお茶を受け取り頬に当て温もりを感じる。 </p>
<p> 貴音「誠、暖かいですね…。」 </p>
<p> Ｐ　「身体冷やしたらまずいからな。」 </p>
<p> 頂いたお茶を飲み、もう一休みした所で医務室を後にしました。 <br /> 自宅近くまで送ってもらいその後は一人で帰宅しました。 <br /> プロデューサーは最後まで難色を示していましたが徒歩で２分程の距離だと説明すると渋々ながらも見送ってくださいました。
</div>
</div>
<div id="resid9">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">9：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:42:56.01 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「おはようございます。」 </p>
<p> 事務所の扉を開けると先に来ていた響が私の下に駆け寄って来ました。 </p>
<p> 響　「おはよう貴音！」 </p>
<p> 貴音「おや響、おはようございます。今日も元気そうで何よりですね。」 </p>
<p> 響　「へへっ。自分完璧だからな！」 </p>
<p> 嬉しそうな響の顔を見ると、私の顔も思わず緩んでしまいますね。 </p>
<p> 響　「あ、そうだ貴音、プロデューサーから聞いたぞ、テレビ局で倒れたって！大丈夫なのか…？」 </p>
<p> 先程の明るい表情から一変して私の身を案じるように表情を暗くする響。 <br /> この豊かな表情変化が響の魅力だと私は思っております。 </p>
<p> 貴音「えぇ、軽い貧血の様なものです。気にする事はありませんよ。」 </p>
<p> 響　「そうなのか。あんまり無理しちゃダメだぞ？トップアイドルになっても貴音がいないんじゃ意味無いからさ…。」
</p></div>
</div>
<div id="resid10">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">10：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:44:15.93 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「お気遣い頂き感謝します、誠、響は優しいですね。」 </p>
<p> 響　「えっへへ、自分完璧だからな…。」 </p>
<p> あの時気を失ったのは貧血の様なもの。 <br /> そう私自身に言い聞かせ、深く考える事はしない事にしました。 </p>
<p> 小鳥「あら、朝から仲良しね響ちゃん貴音ちゃん。」 </p>
<p> 貴音「おや、小鳥嬢。おはようございます。」 </p>
<p> 小鳥「おはよう、貴音ちゃん。身体の具合は大丈夫？」 </p>
<p> 貴音「ええ、しっかり休息を取りましたので問題ありません。」 </p>
<p> 小鳥「そうなの、それは良かったわ。倒れたって聞いて皆心配してたのよ。」 </p>
<p> 響　「そうだぞ、ハム蔵達も心配してたんだから」 </p>
<p> 貴音「そうでしたか、ご心配お掛けして申し訳ありません。」 </p>
<p> 小鳥「ううん、こうして元気な姿を見せてもらってお姉さん安心したわ～。そうだわ！」 </p>
<p> 勢い良く立ち上がる小鳥嬢、少々勢いが良すぎたのでしょう。 <br /> 立ち上がった拍子に事務机の上に置いてあった湯呑が床に落ち割れてしまいました。
</div>
</div>
<div id="resid11">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">11：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:44:45.20 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
小鳥「あちゃー、やっちゃった…。あ、２人とも危ないから触らないでね。こういうのは優秀な事務員である私に任せ…ピヨ！」 </p>
<p> 響　「ピヨ子！？」 </p>
<p> 小鳥「あ、あはは。大丈夫ちょっと指を切っちゃっただけよ。え～と絆創膏はっと。」 </p>
<p> 小鳥嬢の指先に玉の様に紅い血が盛り上がっている。 </p>
<p> ―――――ドクン…。 </p>
<p> 心臓が跳ねる。 <br /> 胸に去来するざわめき。 <br /> また、この感覚…。
</div>
</div>
<div id="resid12">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">12：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:45:15.33 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
響　「貴音？どうしたんだ？」 </p>
<p> 貴音「…なんでも、ありません…」 </p>
<p> 響　「何でも無くないだろう！顔色悪いし、震えてるじゃないか！」 </p>
<p> 貴音「大丈夫…です…」 </p>
<p> 響　「大丈夫じゃないぞ！ほらこっちに…」 </p>
<p> 貴音「触らないで！」 </p>
<p> 私の腕を引く響の手を払いのけてしまいました。 </p>
<p> 響　「貴…音？」 </p>
<p> 貴音「すみません、響…。ですが私は大丈夫…です。小鳥嬢。」 </p>
<p> 小鳥「は、はい！」 </p>
<p> 貴音「膿んでしまうと…いけません。」
</p></div>
</div>
<div id="resid13">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">13：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:45:45.48 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
処置をしようと小鳥嬢の手を取ります。 <br /> 視線は指先の紅い、紅い血。 <br /> 心臓は今までに無いほどに高鳴っています。 </p>
<p> 貴音「あぁ、まずは消毒ですね…。」 </p>
<p> 気付けば、小鳥嬢の指先を口に含んでいました。 </p>
<p> 小鳥「ピヨ！？た、貴音ちゃん！あ、あの。えっと…」 </p>
<p> 響　「た、貴音！？」 </p>
<p> 貴音「ん…ﾁｭﾙ…はぁ…。」 </p>
<p> 指先を口から離した時、身体の震えは止まり、あんなに騒がしかった心臓も鳴りを潜めています。 <br /> 胸に去来したのは幸福感、そして過去に感じた事の無い程の罪悪感。 <br /> 相反する二つが綯い交ぜになった複雑な感情が私の胸を締め付けます。
</div>
</div>
<div id="resid14">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">14：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:46:18.84 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「ふふ、これで消毒は済みましたね。あとは絆創膏を。」 </p>
<p> 小鳥「ピヨヨ～…///」 </p>
<p> 響　「ど、どうしちゃったんだ貴音…？」 </p>
<p> 貴音「響、小鳥嬢の後の処置は任せましたよ。」 </p>
<p> 響　「え！？あ、うん！」 </p>
<p> 処置を響に任せ私はその場を後にします。 <br /> 今は誰にも会いたくない。 <br /> 給湯室の墨に腰を下ろし、先程の自らの行動を思い返し頭を抱える。 </p>
<p> 判った事は、三つ。 <br /> 一つ、血を見ると発作的に胸がざわめくということ。 <br /> 一つ、血を舐めるなりすればざわめきは治まるということ。 <br /> 一つ、つまり私は、誰かの血を欲しているという事。 </p>
<p> この日は体調が優れないと嘘の理由を付け、仕事には行かず早退してしまいました。
</p></div>
</div>
<div id="resid15">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">15：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:47:02.00 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
――貴音の自室―― </p>
<p> 貴音「サボってしまいました･･･。皆に謝らねばなりませんね。」 </p>
<p> ふと独りごちたその時、携帯電話が音を鳴らし着信を知らせました。 </p>
<p> 着信：プロデューサー </p>
<p> 恐らくは私の身を案じてなのでしょう。 <br /> 名を見るだけで、優しい笑顔のあの方が想像できます。
</div>
</div>
<div id="resid16">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">16：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:47:37.28 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
―――――ドクン･･･！ </p>
<p> どうして･･･！？ <br /> 血など見てもいないのに。 </p>
<p> 一体どうすれば･･･。 <br /> ―――――血を飲めば治まるというのなら･･･。 </p>
<p> ふらつく足で台所を目指し、棚の中から包丁を出します。 <br /> 震える手で刃物を前腕部に宛がい力を込めると思いの外あっさり出血しました。 <br /> 刃物を流しに投げるように置き自らの腕にかぶりつきます。 </p>
<p> 貴音「･･･んくっ･･･ｼﾞｭﾙ･･･はぁ･･･」 </p>
<p> 事務所で小鳥嬢の血を舐めた時にはすぐに発作は治まったのに対し、自らの血ではまるで納まる気配がない。 </p>
<p> 貴音「はぁ･･･はぁ･･･あぁっ」 </p>
<p> 頭がどうにかなりそうだった。 <br /> 堪えようと体を捩り、襖や畳に爪の痕を走らせる。 <br /> そして視界は再び黒く塗りつぶされた。
</div>
</div>
<div id="resid17">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">17：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:48:04.60 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
暗い暗い空間で、私は膝を付き発作に喘いでいます。 <br /> ふと目の前を横切る可愛らしい猫。 <br /> 人懐こいのか、顔に手を近づけるといとも介さずじゃれ付いてくる。 <br /> そのまま両手で抱き上げ首筋へ齧り付きます。 <br /> 血を飲み脱力した手から猫がすり抜け落ちる。 <br /> 足元を見遣ると猫だったはずのものはどこにもなく、代わりに首筋から血を滲ませ倒れているのはプロデューサー―――――。 </p>
<p> 貴音「いやぁ！！！」 </p>
<p> 悲鳴と共に現実へと回帰しました。 <br /> 時刻は朝の６時を回った頃です。 </p>
<p> 体に纏わりつく嫌な汗を風呂場で流し、朝食をとります。 <br /> 事務所へ行かなくてはいけないと思う反面、行きたくないと感じる心。 </p>
<p> それでも、あいどるとして所属している以上行かないわけには参りません。
</p></div>
</div>
<div id="resid18">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">18：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:48:37.90 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「おはよう、ございます･･･。」 </p>
<p> Ｐ　「おう貴音、おはよう。調子はどうだ？」 </p>
<p> 貴音「今は問題ありません、昨日は皆に迷惑をお掛けしました。誠に申し訳ありません。」 </p>
<p> 謝罪し、頭を垂れる。 </p>
<p> Ｐ　「気にするな、仕事はどうにかなったし大丈夫だよ。」 </p>
<p> 貴音「ありがとうございます。」
</p></div>
</div>
<div id="resid19">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">19：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:50:15.99 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
それから幾日か経ち―――――。 <br /> 血を連想させるもの、または血そのものを見ると発作が起こり血が欲しくなるという事が判りました。 <br /> 発作が起こってしまうと理性的ではいられなくなり、気が狂いそうになる程の血への渇望に耐えなくてはなりません。 </p>
<p> 最初に発作を起こした時に四条の屋敷が脳裏に思い起こされたのは四条の家が何かしら関係していると感じた私は <br /> 数年振りに屋敷の門をくぐりました。 <br /> 急に戻った私に何かを感じたのか、久方振りにお会いした父の顔は強張っておりました。 <br /> 私が自分の身に起こった事を話した後は筆舌に尽くし難い表情を見せ、ただ一言。 </p>
<p> ―――――お前もなのか･･･。 </p>
<p> と。
</p></div>
</div>
<div id="resid20">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">20：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:50:51.64 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
この血が欲しくなる発作こそが、母の患っている四条の家だけに伝わる奇病なのだと父が教えてくれました。 <br /> 父の腕の包帯の下には、恐らく母に血を与えたであろう痕が生々しく残されていました。 <br /> やはり、あの銀髪の女性は私の母だったようです。 </p>
<p> 幸いと言うべきか、あいどるとして活動している時に発作は起こりませんでした。 <br /> 他事に気を張っていると発作は抑えられるようです。 <br /> 更に血を想起させるものを頭の中で強引に別の物に置き換えてしまえば発作をやり過ごすことも出来るようになりました。 <br /> 苦しみはありますが、気を失うようなことは避けられます。 </p>
<p> 対処法を見つけ少し安堵した矢先でした。 <br /> 私が、自我を失くしプロデューサーに襲い掛かったのは･･･。
</div>
</div>
<div id="resid21">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">21：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:51:20.76 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
――事務所―― </p>
<p> 貴音「（最近では発作も軽くなり、活動にも支障をきたしておりません。このまま抑えこめれば良いのですが･･･。）」 </p>
<p> Ｐ　「おう貴音お疲れ、調子はどうだ？」 </p>
<p> 貴音「お疲れ様です、あなた様。問題はありません。」 </p>
<p> Ｐ　「･･･そうか。うん、それならいいんだ。」 </p>
<p> 貴音「あなた様？」 </p>
<p> Ｐ　「う～ん、いや。最近の貴音はなんだか調子悪そうな時があるからさ。」 </p>
<p> 貴音「そのような･･･ことは･･･。」 </p>
<p> Ｐ　「なあ貴音、何か俺に隠してる事ないか？」
</p></div>
</div>
<div id="resid22">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">22：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:51:48.22 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
プロデューサーはやはり私達の事を良く見ていらっしゃいますね･･･。 <br /> この方に隠し事をするのは容易ではありません。 <br /> かといって胸に秘めたこの秘密を打ち明けるわけには参りません。 </p>
<p> 貴音「隠し事などございません。」 </p>
<p> 悟られぬよう気丈に振舞います。 </p>
<p> Ｐ　「そうか･･･。うん。まぁ、何かあったらいつでも話してくれよ？」 </p>
<p> 貴音「わかっております。」 </p>
<p> やはり、納得はされていない様子ですね。 </p>
<p> Ｐ　「それじゃあ午後も頑張ってな。」 </p>
<p> 私の肩に軽く手を乗せ去ろうとするプロデューサー。
</p></div>
</div>
<div id="resid23">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">23：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:52:57.63 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
―――――ドクン！！ </p>
<p> かつて無い程に心臓が跳ね上がる。 <br /> 胸が苦しい･･･。 <br /> 体が震えて息が上がる･･･。 <br /> 血を想起させる物など何も無かったのに･･･。 </p>
<p> 体から力が抜け膝から崩れ落ちる。 </p>
<p> Ｐ　「貴音！？」 </p>
<p> 崩れ落ちた私に気付き駆け寄るプロデューサーが視界の端に映ります。 </p>
<p> ―――――来ないで･･･。 </p>
<p> ―――――駄目･･･！
</p></div>
</div>
<div id="resid24">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">24：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:53:41.68 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
発作を抑えようと必死に頭を働かせようとしますが背中に手を添えられた時に、頭が真っ白になりそこで意識は途切れました。 <br /> 再び意識を取り戻した時、震えは止まり、発作は治まっていました。 <br /> いつのまにかプロデューサーを組み伏せ首筋に噛り付いている自分に気付きます。 </p>
<p> 私は一体何を･･･？ <br /> 倒れているのは、プロデューサー･･･。 <br /> 首から血が、流れている･･･。 <br /> 私は･･･私は･･･。
</div>
</div>
<div id="resid25">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">25：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:54:14.63 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「あ･･･あぁぁぁ･･･いや･･･うそ･･･」 </p>
<p> Ｐ　「貴･･･音･･･」 </p>
<p> 貴音「あなた様･･･いや･･･いや･･･いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！」 </p>
<p> 叫び声をあげ、その場を走り去ります。 <br /> 本当は分かっていたのです、“誰か”の血ではなく“誰”の血を求めているのか。 <br /> あの夢を見た時から、きっとそうだったのでしょう。 <br /> しかし私のやったことは到底許されるものではありません。 <br /> 私のしたことは紛う事無く傷害という罪。 <br /> 自らの欲するまま人を襲い、血を飲んだのです。 </p>
<p> その後の事は良く覚えておりません。 <br /> どこをどう通ったのか自室に帰り自責の念に押し潰されながら、気を失うように眠りについたのです。
</div>
</div>
<div id="resid26">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">26：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:54:40.57 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
たとえ望まなくても夜は明け日は昇ります。 <br /> 最悪な気分で目を覚ました私は、事務所に行く気力さえ湧かないほど憔悴しておりました。 </p>
<p> 布団の上にうずくまり、ただ時だけが過ぎていく。 <br /> もう、あの場所には戻れない。 <br /> あなた様の横には、もう･･･。 <br /> 皆の輪の中には、もう･･･。 </p>
<p> 携帯電話が音を鳴らし着信を告げます。 </p>
<p> 着信：プロデューサー </p>
<p> 昨日の事を問い質すのでしょうね。 <br /> 出なくてはならない、頭では分かっていても通話ボタンを押すことは出来ませんでした。 <br /> 通話ボタンを押せずにいると携帯電話は音を止め、静寂が部屋に訪れます。 <br /> いずれまた、掛かって来る事でしょう。 <br /> 覚悟を決めねばなりません。 <br /> こうなってしまった以上、どうするのが最善なのかは自明の理。 <br /> またいつ、誰を襲うとも分かりません。 <br /> それがあの方なのか、事務所の皆の中の誰かなのか、はたまた無関係な誰かなのか。 <br /> そうなってしまう前に―――――。
</div>
</div>
<div id="resid27">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">27：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:55:12.37 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
――社長室―― </p>
<p> 社長「辞める！？」 </p>
<p> 貴音「はい。」 </p>
<p> 社長「一体どうして･･･。」 </p>
<p> 貴音「一身上の都合、としか。」 </p>
<p> 社長「随分と急な話だね･･･。」 </p>
<p> 貴音「申し訳、ありません。」 </p>
<p> 社長「彼にはこの事を？」 </p>
<p> 貴音「いえ、話しておりません。」 </p>
<p> 社長「そうか･･･。」 </p>
<p> 貴音「私を見初めていただいた高木殿には心より感謝しております。ですが、私はもうこのままここにいてはいけないのです･･･。」 </p>
<p> 社長「四条君の事だ、考えなしにこんな事を言い出すとは思えない。ひょっとして最近の体調不良と関係があるんじゃないかね？」 </p>
<p> かつて敏腕プロデューサーと呼ばれただけあって高木殿も最近の私の異変にどこと無く気付いておられたようですね。 <br /> 重苦しい空気が社長室を包み込みます。
</div>
</div>
<div id="resid28">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">28：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:56:03.33 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「私の口から話せる事は、何も･･･。」 </p>
<p> 社長「･･･。この件は一先ず預からせてもらうよ。やはり彼に断り無く決めることは出来ない。いいね？」 </p>
<p> 貴音「承知いたしました。我侭なのは百も承知ですが、何卒宜しくお願いいたします。」 </p>
<p> 社長「うむ･･･。」 </p>
<p> 重苦しい空気に少し疲れました。 <br /> ふらりと足を運んだ先は事務所の屋上。 <br /> 扉を開けるとそこには事務所の仲間である、如月千早の姿がありました。
</div>
</div>
<div id="resid29">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">29：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:56:56.26 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「おや、このような所で何をなさっているのですか？千早」 </p>
<p> 千早「こんにちは四条さん、今は食事をしています。」 </p>
<p> 貴音「左様でしたか、私がいては食事の邪魔になりますね。」 </p>
<p> 千早「あ、いえお気になさらずに。良ければご一緒しませんか？」 </p>
<p> 貴音「ふむ…。今は空腹では無いですが、暫し千早と会話に興じるのも楽しそうですね。」 </p>
<p> 地面に敷かれた敷物に靴を脱ぎ横座りします。 </p>
<p> 千早「四条さんは、どうして屋上へ？」 </p>
<p> 貴音「分かりません、気が付いたら足がこちらに向いていました。」 </p>
<p> 千早「そうだったんですか。」 </p>
<p> 貴音「ええ、少し気分転換がしたかったので。」 </p>
<p> 千早「…何か、あったんですね？」 </p>
<p> 食事をしながらこちらを気遣う視線を送る千早。
</p></div>
</div>
<div id="resid30">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">30：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:57:27.91 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「それは…。」 </p>
<p> 千早「話したくなければ、構いません。私も追及しません。ですが、話して楽になる事もきっとあると思うんです。」 </p>
<p> 貴音「千早…。」 </p>
<p> 千早「勿論私じゃない人、例えば我那覇さんとか。プロデューサーでもいいと思うんです。」 </p>
<p> 貴音「そう…ですね…。」 </p>
<p> 千早「四条さん？」 </p>
<p> 貴音「いえ、ありがとうございます千早。」 </p>
<p> 千早「お礼を言われるような事は何も。」 </p>
<p> 貴音「いえ、お陰で少し心が軽くなりました。」 </p>
<p> 千早「お役に立てたのでしたら幸いです。」
</p></div>
</div>
<div id="resid31">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">31：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:58:14.05 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「…千早は、自分が自分でなくなってしまうことがあるとすればどうしますか？」 </p>
<p> 千早「私が、私で無くなる？そうですね･･･」 </p>
<p> 貴音「良いのです、ただ戯れに聞いてみただけなのですから。」 </p>
<p> 千早「･･･以前私が歌を失いかけた時、あの時が私が私でなくなった時だと思うんです。」 </p>
<p> 貴音「あの時･･･ですか。」 </p>
<p> 千早「はい、私には歌しかない、だから歌えない私は私じゃない。如月千早という人間はもう必要ないんだって。」 </p>
<p> 貴音「そんな事はありません。」 </p>
<p> 千早「ありがとうございます。でも、春香が、そして四条さん達事務所の皆が私を助けてくれた。」 </p>
<p> 貴音「当たり前です。千早は仲間なのですから。」 </p>
<p> 千早「ふふっ。その時思ったんです、例え歌を失って私が私じゃなくなっても皆がいてくれるなら、何度だって立ち上がれる。」 </p>
<p> 貴音「皆がいてくれるから･･･。」 </p>
<p> 千早「勿論、それに甘えていてはいけないのは分かっているんですけどね。」
</p></div>
</div>
<div id="resid32">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">32：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:58:41.13 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「･･･。」 </p>
<p> 千早「四条さん？」 </p>
<p> 貴音「忘れていたようです。私は独りではない、ということを。貴女のお陰で、それを思い出すことが出来ました。」 </p>
<p> 千早「そうですか、それは良かったです。」 </p>
<p> 貴音「私は向き合わねばならないのですね、逃げるのではなく真正面から。」 </p>
<p> 千早「四条さんが抱えている問題がなんなのか私には分かりません。どうすることも出来ないかもしれません。」 </p>
<p> 　　「でも、皆で考えればきっと何とかできると思います。」 </p>
<p> 貴音「ありがとうございます。」 </p>
<p> 屋上を後にして事務所へと向かいます。 <br /> 胸に一つの決意を込めて。 <br /> 逃げない、私には素晴らしい仲間達がいてくださるのです。
</div>
</div>
<div id="resid33">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">33：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 21:59:43.47 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「おはようございます、あなた様。」 </p>
<p> Ｐ　「貴音、お前･･･」 </p>
<p> 貴音「先日は大変失礼いたしました。その事も含めてお話したいことがございます。」 </p>
<p> Ｐ　「･･･辞めるってのは本当か？」 </p>
<p> 貴音「高木殿からお聞きになりましたか･･･。」 </p>
<p> Ｐ　「ついさっき社長から聞いたよ。」 </p>
<p> 貴音「わかりました、その辺の理由も含めてお話いたします。」 </p>
<p> Ｐ　「ああ、頼む。」 </p>
<p> プロデューサーは気を遣ってか社長室へ移動するよう促してくれました。 <br /> 移動すると高木殿はすでにどこかへ行ってしまっていたようです。
</div>
</div>
<div id="resid34">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">34：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:00:54.67 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
Ｐ　「それじゃあ聞かせてくれ、どうして急に辞めようなんて言い出したんだ？」 </p>
<p> 貴音「私が辞めようと思い至った一番の理由は･･･病です。」 </p>
<p> Ｐ　「病気！？やっぱりどこか悪かったのか？」 </p>
<p> 貴音「はい、ですが明確にどこが悪いという訳ではないのです。」 </p>
<p> Ｐ　「どういうことだ？」 </p>
<p> 貴音「私が患っている病に、名はありません。」 </p>
<p> Ｐ　「病名が、ない？」 </p>
<p> 貴音「はい、これは四条の家だけに伝わる奇病なのです。」 </p>
<p> Ｐ　「それは･･･。」 </p>
<p> 貴音「この病は、人の血が欲しくてたまらなくなる病。」 </p>
<p> Ｐ　「血が･･･？」
</p></div>
</div>
<div id="resid35">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">35：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:01:23.84 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「思い当たる節はおありでしょう？他ならぬあなた様には。」 </p>
<p> Ｐ　「まさかこの間の！」 </p>
<p> 貴音「そうです、あなた様に襲い掛かったのは病から来る発作が原因です。」 </p>
<p> Ｐ　「あれが発作･･･。」 </p>
<p> 貴音「あの時は理性を失う程の大きな発作だったのです。」 </p>
<p> Ｐ　「じゃあ毎回ああなるって訳じゃないんだな？」 </p>
<p> 貴音「はい。ですが、またいつ大きな発作が起きて誰を襲うかわかりません。」 </p>
<p> Ｐ　「いつから、そうなってしまったんだ･･･？」 </p>
<p> 貴音「初めての発作が起きたのはあなた様の手の怪我を見た時です。」 </p>
<p> Ｐ　「･･･あの倒れた時か。」 </p>
<p> 貴音「そうです。」 </p>
<p> Ｐ　「それが、辞める理由か･･･。」 </p>
<p> 貴音「ええ、そうする他無いと。」 </p>
<p> Ｐ　「そうか･･･。」 </p>
<p> その時でした、社長室の扉が勢い良く開き飛び込んでくる人影が一つ。
</p></div>
</div>
<div id="resid36">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">36：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:01:58.00 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
響　「辞めちゃやだぞ貴音！」 </p>
<p> 貴音「響･･･？」 </p>
<p> Ｐ　「聞いてたのか･･･。」 </p>
<p> 響　「社長室に入ってく二人が見えて、最近貴音の様子がおかしかったから気になって･･･。」 </p>
<p> 貴音「そうでしたか、心配を掛けてしまっていたようですね。」 </p>
<p> 響　「盗み聞きしちゃったのは悪いと思ってる。でも、貴音がいなくなっちゃうなんて自分そんなの嫌だぞ！」 </p>
<p> Ｐ　「響･･･。気持ちはわかるが病気が理由ならそれを引き止めることは難しい。」 </p>
<p> 響　「貴音は血が欲しくなっちゃうんだろ？だったら自分の血を･･･」 </p>
<p> 貴音「なりません！」 </p>
<p> 響の言葉を遮ります。 <br /> それだけはいけない。
</div>
</div>
<div id="resid37">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">37：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:02:33.52 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
響　「ひっ･･･。貴音？」 </p>
<p> 貴音「なりません、響。貴女はあいどる、その体に傷をつけるなど許されないのです。」 </p>
<p> 響　「でも･･･！」 </p>
<p> 貴音「それに、あいどる云々では無く大切な仲間を傷つけることがどうして出来ましょう。」 </p>
<p> 響　「貴音ぇ･･･。」 </p>
<p> 響が泣いている。 <br /> 私の為に泣いてくれる響は誠、優しいですね。 </p>
<p> Ｐ　「じゃあ俺の血ならいいのか？俺はプロデューサーだ、多少傷があったって何も問題ないだろ？」 </p>
<p> 貴音「それも、なりません。」 </p>
<p> Ｐ　「どうして！？」 </p>
<p> 貴音「私が欲しているのが他ならぬあなた様の血だからです。」 </p>
<p> Ｐ　「俺の？」
</p></div>
</div>
<div id="resid38">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">38：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:03:06.23 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「ええ、恐らく最初の発作が起こったあの時に血とあなた様が結びついてしまったのでしょう。」 </p>
<p> Ｐ　「俺が血のイメージって事か。」 </p>
<p> 貴音「はい。ですから、あなた様と行動を共にする事自体が発作の引き金となりかねないのです。」 </p>
<p> Ｐ　「そんな･･･。」 </p>
<p> 貴音「これが、私が辞めようと思い至った理由でございます。」 </p>
<p> Ｐ　「･･･わかった。」 </p>
<p> 響　「プロデューサー！？」 </p>
<p> Ｐ　「社長の方には俺から話しておく。」 </p>
<p> 響　「どうして･･･どうして･･･。」 </p>
<p> Ｐ　「ごめん･･･。」 </p>
<p> 響　「うっ･･･ぅああああああああ･･･。」 </p>
<p> 力なく崩れ落ちる響を支え口を開く。
</p></div>
</div>
<div id="resid39">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">39：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:03:44.04 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「まだ、私の話は終わっておりません。」 </p>
<p> Ｐ　「･･･え？」 </p>
<p> 響　「ひっく･･･。たか･･･ね？」 </p>
<p> 貴音「私が辞めようと思ったのは事実です。ですが今は、他の道がないものか見つけたい。そう思ってもいます。」 </p>
<p> そう、私は病に負けたく無い。 <br /> 頂点のその先に見える景色、それを知るまでは負けたくない。 </p>
<p> 貴音「勝手を申しているのは百も承知です、それでも私はここで逃げたくは･･･ないのです･･･。」 </p>
<p> 響　「貴音ぇ･･･。」 </p>
<p> 貴音「恥を偲んでお願いいたします。あなた様、どうか･･･」 </p>
<p> 膝を付き頭を垂れる。 </p>
<p> 貴音「助けてくださいませ･･･。」
</p></div>
</div>
<div id="resid40">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">40：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:04:25.61 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
響　「貴音･･･。自分からもお願いするぞプロデューサー！」 </p>
<p> Ｐ　「た、助けるったってどうすりゃいいんだ？俺は医者でもなんでもないんだ。」 </p>
<p> 貴音「もう、あなた様に縋るほか手は･･･」 </p>
<p> Ｐ　「貴音･･･。」 </p>
<p> 響　「プロデューサー！」 </p>
<p> Ｐ　「なぁ貴音、今話した事を事務所の全員の前で話せるか？」 </p>
<p> 貴音「それは･･･」 </p>
<p> Ｐ　「その勇気があるなら、俺は全力で貴音を支える。約束するよ。」 </p>
<p> 貴音「あなた様･･･。」 </p>
<p> 屋上での千早との会話を思い出します。
</p></div>
</div>
<div id="resid41">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">41：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:04:51.92 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
千早「四条さんが抱えている問題がなんなのか私には分かりません。どうすることも出来ないかもしれません。」 </p>
<p> 　　「でも、皆で考えればきっと何とかできると思います。」 </p>
<p> そうでしたね、千早。 <br /> 皆にならば、打ち明けてもきっと大丈夫。 <br /> 心からそう思えます。
</div>
</div>
<div id="resid42">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">42：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:05:22.00 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「あなた様がそうしろと仰るのでしたら、私はそれに従います。」 </p>
<p> Ｐ　「分かった。すぐには無理だがスケジュールを調整して近々全員集める、そこで皆に話してくれ。」 </p>
<p> 貴音「承知しました。」 </p>
<p> 響　「大丈夫か、貴音･･･？」 </p>
<p> 貴音「ええ、皆ならば受け止めてくれると、私は信じています。」 </p>
<p> 響　「そうだぞ！自分達はいつまでも貴音の味方さ～。」 </p>
<p> 貴音「ふふっ。誠、心強い味方です。」 </p>
<p> 響　「病気なんて、なんくるないさ～！」 </p>
<p> 貴音「そうですね、なんくるありません。」
</p></div>
</div>
<div id="resid43">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">43：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:05:55.95 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
この数日後、事務所に集まった高木殿と小鳥嬢を含む全員の前で自らの病を打ち明けました。 <br /> 皆一様に驚きを隠せないといった様子でしたが、その後口々に私の身を気遣ってくださいました。 </p>
<p> Ｐ　「貴音、良く頑張ったな。辛かったろう。」 </p>
<p> 貴音「いえ、この程度で泣き言など。」 </p>
<p> Ｐ　「そうか。よし、それじゃあ今後の事を話すぞ！」 </p>
<p> 全員の視線がプロデューサーに集中する。 <br /> 私もそれに倣います。 </p>
<p> Ｐ　「今皆に聞いてもらった通りこうなってしまった以上貴音をこのままにはしておけない。」 </p>
<p> 場の空気がざわついた。
</p></div>
</div>
<div id="resid44">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">44：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:06:30.89 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
伊織「じゃあこのまま貴音はクビだって言うの！？ふざけんじゃないわよ！」 </p>
<p> あずさ「い、伊織ちゃん落ち着いて･･･」 </p>
<p> 伊織「これが落ち着いてられるかって話よ！」 </p>
<p> Ｐ　「勿論そんな事にはならないから安心して欲しい。」 </p>
<p> 伊織「じゃあどうするって言うのよ！？」 </p>
<p> Ｐ　「まぁ、やることは普段どおりアイドル活動してもらうけどな。」 </p>
<p> 事も無げに言ってのけるプロデューサー。 <br /> 私が申すのもおかしな話ですが、大丈夫なのでしょうか？
</div>
</div>
<div id="resid45">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">45：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:06:59.56 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
Ｐ　「ただ、今まで通りにとはいかないって訳だ。」 </p>
<p> 貴音「はて、それは一体どういう･･･？」 </p>
<p> Ｐ　「まぁ、皆には悪いが今後俺は貴音に付きっきりになると思う。」 </p>
<p> ･･･喜んで良いのか複雑な心境です。 <br /> 美希等は不満が出そうですね。 </p>
<p> Ｐ　「それでだ、ソロの仕事も受けなくなる。」 </p>
<p> 再び場がどよめきに包まれる。 </p>
<p> Ｐ　「だから貴音には響とデュオで活動してもらう。」 </p>
<p> 響　「え、じ、自分と！？」
</p></div>
</div>
<div id="resid46">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">46：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:07:28.34 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
Ｐ　「そうだ、付きっきりとはいえ現場に行ったら挨拶回りとか色々あって貴音の傍にいれない時があるからな。」 </p>
<p> 響　「そこを自分がフォローするって事か･･･。」 </p>
<p> Ｐ　「そうだ、結構大変だと思うが頼めるか？」 </p>
<p> 響　「もっちろん！それに貴音と一緒に活動できるなんて自分最高に嬉しいぞ！」 </p>
<p> 貴音「響･･･。ありがとうございます。」 </p>
<p> Ｐ　「うん、それじゃあそういう事だからよろしく頼む。」
</p></div>
</div>
<div id="resid47">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">47：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:08:52.52 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
それからはプロデューサーと響が、時には他の仲間達が私を支えてくださいました。 <br /> 響との活動で私達はＡらんくに上り詰め、ＩＡ大賞へとのみねーとされたのです。 </p>
<p> Ｐ　「二人とも、今日まで良く頑張ったな。貴音は病気と闘いながら。響はそのフォローをしながら。」 </p>
<p> 響　「気が早いぞプロデューサー！まだ授賞式はこれからなんだぞ！」 </p>
<p> 貴音「そうです、大事なのはこれからなのですから。」 </p>
<p> Ｐ　「ははは、そうだったな。よし、二人とも、プロデューサーとしてお前達にやれることは全部やったつもりだ。」 </p>
<p> 　　「悔いが残らない一日になる事を願おう！」 </p>
<p> ２人「はい！」 </p>
<p> あいどるであれば誰もがその舞台に立つ事を憧れる国立おぺらほーるにてＩＡ大賞授賞式は行われます。 <br /> その舞台に立てるのはわずか一組･･･。 <br /> その狭き門の門前に私は今、立っているのですね。
</div>
</div>
<div id="resid48">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">48：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:09:35.74 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
Ｐ　「貴音、調子はどうだ？」 </p>
<p> プロデューサーと、横で響が心配そうに私を見つめております。 </p>
<p> 貴音「心配はいりません。今は私、そして病も落ち着いております。」 </p>
<p> 皆に病を打ち明けたあの日から、不思議な事に発作の頻度は減っていき今では軽い発作が月に数回程度にまで抑えられたのです。 <br /> もともと仕事に心血を注いでいるときは発作は起きませんでしたから、私達の名が世に知られ仕事も増えたので当然なのかもしれませんね。 </p>
<p> Ｐ　「何か不具合を感じたらすぐに言ってくれ。」 </p>
<p> 貴音「心得ております。」 </p>
<p> 響　「貴音には自分が付いてるから心配いらないさ～！」 </p>
<p> Ｐ　「はは、そうだな。よし、それじゃあ控え室に行こう。」 </p>
<p> 控え室へと移動した私達は衣装へと着替え、時間ギリギリまで大賞を取れたときに披露する曲の練習に打ち込みます。
</p></div>
</div>
<div id="resid49">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">49：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:10:06.36 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
響　「うん、今日はいつも以上に完璧さ～！コレなら大賞間違いなしだぞ！」 </p>
<p> 貴音「響、この曲を披露できるのは大賞が取れた時のみですよ。」 </p>
<p> 響　「そ、それくらい知ってたさ～！気持ちの問題だよ気持ちの！」 </p>
<p> 貴音「ふふ、ではそういうことにしておきましょうか。」 </p>
<p> 響　「うが～！何かバカにしてないか！？」 </p>
<p> 貴音「滅相もありませんよ。」 </p>
<p> Ｐ　「２人とも、そろそろメイクしてスタンバイの時間だぞ。」 </p>
<p> 貴音「それでは行って参ります、あなた様。」 </p>
<p> 響　「行って来るぞプロデューサー！」 </p>
<p> Ｐ　「ああ、先に行って待ってるからな。」 </p>
<p> 一足先に会場へと赴くあなた様を見送り控え室へと戻ります。 <br /> すたいりすと殿の手によって化粧が施され準備は万端、いざ会場へ。
</div>
</div>
<div id="resid50">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">50：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:10:38.16 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
響　「貴音、会場まで、手、繋いでくれないか？」 </p>
<p> 貴音「お安い御用ですよ、響。」 </p>
<p> 響　「えっへへ、ありがと貴音。」 </p>
<p> 響の小さな手を握る。 <br /> 震えている。 <br /> 良く見ると手だけではなく、体ごと小さく震えているようだ。 </p>
<p> 響　「へへ、情けないだろ？完璧だなんだいっても怖くなっちゃってさ･･･。」 </p>
<p> 貴音「いいえ。いいえ響、それは恥ずべきことではないのですよ。」 </p>
<p> この会場を包む独特の雰囲気、飲まれずにいる方が難しい。 <br /> 恐ろしくならない方が難しいのです。 <br /> 私だって･･･。
</div>
</div>
<div id="resid51">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">51：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:11:03.77 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
響　「貴音？」 </p>
<p> 握った響の手を胸元へと運びます。 <br /> 感じますか、響。 <br /> 私の鼓動を。 </p>
<p> 響　「貴音も、緊張してるのか･･･？」 </p>
<p> 貴音「当然です。このように大きな、ましてや日本中の関心事なのです、緊張しない方が難しいというものですよ。」 </p>
<p> 響　「そっか･･･。うん、そうだな！よし、行こう貴音！」 </p>
<p> 貴音「はい！」 </p>
<p> 手を繋ぎ、会場までの廊下を二人で駆けて行きます。 <br /> 煌びやかな光が包み込む会場には、各地からのふぁんの方々が駆けつけてくださいました。 </p>
<p> Ｐ　「遅かったな二人とも、さぁ席に行こう。」 </p>
<p> プロデューサーの先導で私達が座る席に座ります。 <br /> 会場には続々とあいどる達が集結しています。 <br /> この場にいる全てのあいどるに、大賞を獲得する可能性がある。 <br /> この日を夢見て、やっとここまで来れた。 </p>
<p> Ｐ　「さぁ、そろそろ始まるぞ。」
</p></div>
</div>
<div id="resid52">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">52：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:11:49.13 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
結果から申しますと、私達は大賞を受賞いたしました。 <br /> それも、各地区の賞を総なめにするという快挙を達成したのです。 <br /> そしてこれから、先程練習していた曲を日本全国に向けて披露いたします。 </p>
<p> 期待と緊張、興奮と恐怖が胸の中でせめぎ合っている。 </p>
<p> ―――――ドクン。 </p>
<p> 嘘。 <br /> こんな大一番で発作が？ <br /> いいえ、これは発作なんかじゃない。 <br /> 緊張と興奮からくる物。 <br /> だから血なんて欲しくないのです。 </p>
<p> 貴音「･･･はぁ･･･はぁ･･･くぅっ」 </p>
<p> 響　「貴音？まさか発作が･･･」 </p>
<p> 貴音「違います、響。私は緊張しているのです、発作などでは･･･」 </p>
<p> どうしてこんな時に。 <br /> 頂点を掴み取ったというのに。
</div>
</div>
<div id="resid53">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">53：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:12:22.70 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「さぁ、日本中が私達を待っています。舞台へと参りましょう。」 </p>
<p> 響　「貴音･･･。ホントに平気なんだな･･･。」 </p>
<p> 貴音「はい･･･！」 </p>
<p> 響　「分かった･･･。行こう貴音！」 </p>
<p> 円形の舞台に上がり歓声が上がる。 <br /> その全てが、私達に向けられた物であると実感いたしました。 </p>
<p> 司会「準備が整ったようですね、それでは歌っていただきましょう。曲はShiny･･･え？あ、はい。」 </p>
<p> なにやら問題でもあったのでしょうか。 <br /> 少し会場がざわついております。
</div>
</div>
<div id="resid54">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">54：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:12:57.74 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
司会「失礼いたしました。それでは歌っていただきましょう。曲は･･･my songです！どうぞ！」 </p>
<p> それは披露する予定の曲とは全く違う曲。 <br /> 本来の曲よりゆっくりとした曲で、踊りも少なく･･･もしや！ </p>
<p> 曲の前奏が始まりました。 <br /> ふと席の方へ目をやるとプロデューサーはただ一度しかし確かに頷いて見せてくれたのです。 </p>
<p> やはり、あなた様はいけずです。 <br /> 私が発作を起こした事を気付いていらしたのですね。 <br /> 土壇場で曲を変えるなどと、事前に音源を渡して打ち合わせていないと出来ない芸当。 <br /> どこまでも周到に、私達の為に動いてくださっていた。 <br /> ならば私はそれを無駄にせぬよう全力でその思いにお答えいたします。 </p>
<p> 急に曲が変わって少し焦っている響の手を握り歌い始めます。
</p></div>
</div>
<div id="resid55">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">55：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:13:56.04 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「始まってゆく果てなく続くひとつの道を」 </p>
<p> 響　「駆け出してゆくまっさらな名もない希望を抱いて」 </p>
<p> 手を握っているせいで踊ることが出来ません、ですがその分歌に全てを込めて。 <br /> 今持てる全身全霊をこの歌に。 <br /> 会場の隅から隅まで届けよう。 </p>
<p> ２人「終わらないmy song･･･」 </p>
<p> 一瞬の静寂の後万雷の拍手と賞賛の言葉が私達に送られます。 <br /> プロデューサーの許へ駆けて行き、３人で喜びを分かち合う。 <br /> 嗚呼、今日という日を私はきっと忘れません。
</div>
</div>
<div id="resid56">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">56：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:14:47.10 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
授賞式を終え、施設の外へ出ると冷たい風が火照った身体に心地よく感じられます。 <br /> 発作はいつの間にか治まっていました。 <br /> もしかしたら、本当に緊張していただけなのかもしれません。 <br /> 今となっては分かりませんが。 </p>
<p> Ｐ　「２人とも、本当に良くやってくれた。最後の歌は本当に感動したよ･･･。」 </p>
<p> 貴音「最後の最後で、またもやあなた様に救われてしまいましたね。」 </p>
<p> 響　「急に曲変わるからビックリしたぞ。でも、すっごくいいステージだった！」 </p>
<p> Ｐ　「はは、お前達を信じてなくちゃあんな事できないさ。お前達なら絶対に出来る！俺はそう信じてたから。」 </p>
<p> 響　「へへへ、な、何か照れるぞ･･･///」 </p>
<p> Ｐ　「ははは、さてと･･･。これで貴音は悲願の頂点に立てた訳だ、何か見えたか？」 </p>
<p> 貴音「私に見えたものはたった一つだけでした。」 </p>
<p> Ｐ　「そうなのか、一体何が見えたんだ？」
</p></div>
</div>
<div id="resid57">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">57：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:15:30.98 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「それは、皆の笑顔です。」 </p>
<p> 響　「笑顔？」 </p>
<p> 貴音「はい、あなた様や響は勿論、事務所の仲間達、そして私達を支えてくださった全てのファンの笑顔が。」 </p>
<p> Ｐ　「なるほど。」 </p>
<p> 貴音「私は今、とても満たされております。もう、思い残すことはありません。」 </p>
<p> 響　「貴音･･･。」 </p>
<p> 貴音「あいどる四条貴音は、本日を以って引退を表明いたします。」 </p>
<p> Ｐ　「･･･そうか。もっと輝く貴音を見ていたかったが、残念だ。」 </p>
<p> 貴音「私が今こうしてここにいるのは私の我侭なのです。これ以上の我侭は罰が当たってしまいます。」 </p>
<p> Ｐ　「そんなこと･･･」 </p>
<p> 貴音「いいのです。」
</p></div>
</div>
<div id="resid58">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">58：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:16:13.05 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
響　「ひっく･･･うぅぅ･･･」 </p>
<p> 貴音「泣かないでください、響。」 </p>
<p> 響　「だって･･･だって･･･」 </p>
<p> 貴音「離れていても、私達はずっと、仲間なのですよ。」 </p>
<p> 響　「たがねぇ～。」 </p>
<p> 貴音「ふふふ、誠、響は泣き虫ですね。これでは私も･･･ふっ･･･ぅ」 </p>
<p> 私と響はまるで子供のように泣きました。 <br /> その様子を、プロデューサーは静かに見守ってくれていました。
</div>
</div>
<div id="resid59">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">59：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:17:03.45 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
授賞式の翌日に引退記者会見を開き、今ではあいどるではなくただの四条貴音となりました。 <br /> 最近では事務仕事に勤しむ小鳥嬢の話し相手になっております。 </p>
<p> その日も事務所で小鳥嬢と語らっていた時でした。 <br /> 事務所の扉が開き、プロデューサーが帰ってきました。 </p>
<p> Ｐ　「ただいま戻りました。」 </p>
<p> 小鳥「おかえりなさい、プロデューサーさん。」 </p>
<p> 貴音「本日もお勤めご苦労様です、あなた様。」 </p>
<p> Ｐ　「お、貴音が来てたのか。丁度いい、ちょっと話があるんだ。」 </p>
<p> 貴音「私に、ですか？」 </p>
<p> Ｐ　「ああ。すいません音無さん、社長室使いますね。」 </p>
<p> 小鳥「は～い、ごゆっくりどうぞピヨ。」 </p>
<p> この部屋に入るのは引退の報告を高木殿にしたとき以来ですね。
</p></div>
</div>
<div id="resid60">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">60：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:17:30.25 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
Ｐ　「すまんな急に。」 </p>
<p> 貴音「いえ、時間だけはいくらでもありますので。」 </p>
<p> Ｐ　「はは、違いない。」 </p>
<p> 貴音「して話とは。」 </p>
<p> Ｐ　「ああ、実はＩＡ大賞にノミネートされた所のプロデューサーには一つの特典が付いててな。」 </p>
<p> 貴音「特典･･･ですか。」 </p>
<p> Ｐ　「そうだ、１年間ハリウッドで本場のプロデュース研修を受けることが出来るんだ。」 </p>
<p> 貴音「なんと！おめでとうございます、あなた様。」 </p>
<p> Ｐ　「ありがとう。あ～それでだな貴音、貴音さえ良かったらなんだがその･･･」 </p>
<p> なにやら歯切れが悪いご様子。
</p></div>
</div>
<div id="resid61">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">61：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:18:15.31 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「どうかなさいましたか、あなた様。」 </p>
<p> Ｐ　「いや、よし。貴音！」 </p>
<p> 貴音「は、はい。」 </p>
<p> Ｐ　「俺と一緒にハリウッドまで行ってくれないか？」 </p>
<p> 貴音「それは･･･その･･･つまり///」 </p>
<p> Ｐ　「あ～、そう捉えて貰って構わん。むしろ正解だ。」 </p>
<p> 貴音「････････････嫌です。」 </p>
<p> Ｐ　「ぅぐ！そ、そうか。そうだよな･･･ははは。」 </p>
<p> 貴音「･･･はっきりと、言ってくれなくては嫌です。」
</p></div>
</div>
<div id="resid62">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">62：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:19:26.12 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
Ｐ　「え･･･？」 </p>
<p> 貴音「///」 </p>
<p> Ｐ　「た、貴音！」 </p>
<p> 貴音「は、はい！」 </p>
<p> Ｐ　「あ～、そのなんだ。お、俺とけ、け、結婚、して、くださぃ･･･。」 </p>
<p> 貴音「///」 </p>
<p> Ｐ　「ちゃ、ちゃんと言ったぞ！貴音の気持ちを聞かせてくれ･･･。」 </p>
<p> 貴音「それは･･･」 </p>
<p> 私の答え、それは―――――。
</p></div>
</div>
<div id="resid63">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">63：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:19:53.26 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
貴音「とっぷしーくれっと、です///」
</div>
</div>
<div id="resid64">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">64：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:25:38.35 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
終わりです。 <br /> 終盤の駆け足感が半端ないですね。 <br /> 見切り発車で書き始めてはいけない（戒め） </p>
<p> 本当ならはるるんで何か書こうと思っていたのですが全くストーリーが降りてこなかったのでお姫ちんで羊のうたっぽいものを書いてみました。 <br /> それっぽいのが書けたらいいなと。 <br /> いつも通り、いやいつも以上に深く考えずに書いたので粗が目立つかもしれません。 </p>
<p> 次こそ屋上ちーちゃんの続編的なはるるんのお話が書けたらいいなぁ…。 </p>
<p> それではお目汚し失礼いたしました。
</div>
</div>
<div id="resid65">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">65：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:26:35.38 ID:P9QvbfrCo</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
<div style="color:#808080;">乙でした　貴音可愛いよ貴音 </p>
<p> 前作とかある？</p></div>
</div>
</div>
<div id="resid66">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">66：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 22:59:42.58 ID:XCNAE9OL0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
<span style="color:#0000ff">&gt;&gt;65</span> <br /> 一応以前書いたのは </p>
<p> 美希「弱点」 </p>
<p> 千早「心交」 </p>
<p> です。
</p></div>
</div>
<div id="resid68">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">68：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/13(金) 23:05:15.49 ID:Tox34jv10</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
<div style="color:#808080;">響の胸とかお尻とかなら噛んでもばれないと思うの</div>
</div>
</div>
<div id="resid71">
<div style="color:#333333; font-size:12px;">71：<span style="color:#008000; font-weight:bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/14(土) 15:05:45.02 ID:6mDSkbBVo</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight:bold;">
<div style="color:#808080;">屋上が出てきたからもしや、と思ったらやっぱりそうだったか </p>
<p> 乙</p></div>
</div>
</div>
<div style="margin-top: 20px; font-size: 12px; color: #808080;">
<div align="right">貴音「奇病」<br />引用元：http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1379075798/</div>
</div>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://imasbiiki.net/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%82%b9ss/136/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>39181</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://imasbiiki.net/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%82%b9ss/136/" />
	</item>
		<item>
		<title>P「俺にしか貴音が見えない」</title>
		<link>http://imasbiiki.net/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%82%b9ss/111/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=p%25e3%2580%258c%25e4%25bf%25ba%25e3%2581%25ab%25e3%2581%2597%25e3%2581%258b%25e8%25b2%25b4%25e9%259f%25b3%25e3%2581%258c%25e8%25a6%258b%25e3%2581%2588%25e3%2581%25aa%25e3%2581%2584%25e3%2580%258d</link>
		<comments>http://imasbiiki.net/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%82%b9ss/111/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 19 Sep 2013 16:57:03 +0000</pubDate>
		<dc:creator>管理人P</dc:creator>
				<category><![CDATA[アイマスSS]]></category>
		<category><![CDATA[アイマス]]></category>
		<category><![CDATA[四条貴音]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://imasbiiki.net/?p=111</guid>
		<description><![CDATA[2：以下、新鯖からお送りいたします：2013/09/15(日) 08:14:32.26 ID:KoVYOW1+o ある日曜日。 本日は珍しく予定もなく家で朝から寝ていた。 土曜日まではアイドルと同等のハードスケジュールを &#8230; <a href="http://imasbiiki.net/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%82%b9ss/111/">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div id="resid2">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">2：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:14:32.26 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">ある日曜日。<br />
本日は珍しく予定もなく家で朝から寝ていた。<br />
土曜日まではアイドルと同等のハードスケジュールをこなしていたので俺はものすごく疲れていた。いや、仕事をすれば人間誰だって疲れるものだろう。<br />
そもそもそのスケジュールを組んだのは俺であり、俺のせいでもある。<br />
しかし、その分うちの事務所のアイドルが芸能界で活躍してくれた分俺は嬉しい限りである。目が覚めたのは14時55分。テレビを付ければもうすぐ今週の生っすかサンデーが始まる。<br />
さっきの言葉を撤回しよう。確かに今日は生っすかサンデーの収録があったのだが、俺はハードスケジュールをこなすことが出来ずに昨日ぶっ倒れてしまったのだ。我ながら申し訳ないことである。<br />
そのため、アイドルに事務員にプロデューサー、そして社長にまで日曜日は休むように命令されてしまった。</div>
</div>
<p><span id="more-111"></span></p>
<div id="resid3">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">3：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:15:24.63 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">多少の社蓄魂を埋め込まれている俺は行こうとしたが、社長に給料を0円にすると言われたので行かないことにした。さすがに0円だと今月の家賃や生活費がなくなってしまうから困るのである。身体は動けるのだが、働けないのはつらいものだ。<br />
よくよく考えればもし、風邪でも引いていたらアイドルに移してしまう。そう考えると休ませてもらって正解だったのかもしれない。<br />
労働基準法？　そう言えばそんなものはあったような気がする。今週の生っすかサンデーが始まった。開幕は響チャレンジのようで今週は千羽鶴を作る地味なチャレンジだった。早くも4羽完成されているが、視聴者も司会者もカメラさんにも地味に感じただろう。<br />
そんなのをお構いなしに黙々と鶴を折り続けける響は今日のKYだろうか。響の次には菊池真改造計画である。俺はいったんチャンネルを変えて天気予報を確認した。<br />
今週はずっと曇りがちな天気で晴れがあまりない。あったとしても雲に隠れてしまっているためにじめっとした空気が続くだろう。</p>
</div>
</div>
<div id="resid4">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">4：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">1レスが短くてすみません</span>：2013/09/15(日) 08:16:04.43 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">
<p>再びチャンネルを戻した。司会者である春香・千早・美希がその場しのぎのアドリブ会話をしていた。おかしい。</p>
<p>ふと俺は携帯で律子に確認を取ろうと転がっていた携帯を拾うと……<br />
新着に5件。律子からの電話があった。更にタイムリーに現在もマナーモードなので形態は震え続けていた。</p>
<p>「もしもし」</p>
<p>「あ、プロデューサー！　お身体は大丈夫ですか？」</p>
<p>「疲れはそう簡単に取れないよ。でもちょっとは楽かな」</p>
<p>「そうですか」</p>
<p>「それで、どうした？」</p>
</div>
</div>
<div id="resid5">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">5：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:16:51.63 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">わざわざ5件も律子が身体の具合を聞いてくるようなお人好しじゃない。<br />
俺は本題に入った。律子は慌てているようなのかわからない。<br />
ただ、一言貴音を知りませんか？それだけのために電話をしてきたのだ。<br />
四条貴音。プロデュースしているアイドルの1人。彼女の独特の空気はよく俺も虜にされてしまう。律子の話によれば貴音が今日の生っすかサンデーを無断で休んでいるようだ。</p>
</div>
</div>
<div id="resid6">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">6：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:17:41.99 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">なるほど。俺はスケジュール帳の本日の予定を確認してみる。<br />
確かにラーメン探訪はあった。しかし、今日は予定にないはずの菊池真改造計画が長々とやっていた。合間をとってたまにあみまみちゃんが入っている。今日の視聴率は悪いな。「ご存知ですか？」「いや、悪いが俺はぶっ倒れて家に帰って意識を失って取り戻したのがちょっと前でな。わからないな」</p>
<p>「そうですか。響に聞いたら電話はかかってきたけど無言で、そのまま切れてしまったようで……」</p>
</div>
</div>
<div id="resid7">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">7：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:19:01.44 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">律子は困り果てたようで、俺に聞いてきたのだ。とはいっても、知らないものは知らないのであり、ここで沈黙や電話をしていても貴音が見つかるわけではない。<br />
結局俺が言えたことは生っすかをちゃんと最後までやって、終わってから貴音探しをするべきだと伝えた。アイドル達にもそう伝えてくれと言った。律子はそれに素直に従ってくれて電話を切った。<br />
珍しいこともあることだ。貴音が無断欠席だなんて……。<br />
ひょっとしたら親族が昨日の夜に体調を崩したりしてそのまま帰らぬ人になったのかもしれない。それなら仕方がないが、最低でも音無さんには連絡一本でもしてほしいものだ。<br />
まあ緊急時にそんなこと出来ないか。その後もだらっと番組は続いた。結果的にはみんなまともに動いていたので結果的には成功で視聴率的には失敗な気がするが、昼ドラ相手には善戦しているし、良しとしよう。<br />
身体も起きてきたし、外に出て事務所にでも行こうか。いや、給料が下げられる可能性があるので、行かないで夕飯を買って帰ることにした。</p>
</div>
</div>
<div id="resid8">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">8：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:19:36.24 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">次の日<br />
今日も休めば身体にとっては優しいものだが、昨日の分の返上をしないといけないので朝早く家を出た。通勤用ママチャリに乗って事務所にも一番早くついて、今週のスケジュールを確認する。<br />
確認を取り、コーヒーでも飲もう。のんびり、コーヒーでも淹れている間に二番手の音無さんが来た。音無さんは私にもくださいと言ってきたのでブラックを淹れてあげた。「おはようございます」「おはようございます。お身体はもう大丈夫なんですか？」</p>
<p>「ははは。本当は今日も休みたかったんですがね」</p>
<p>「無理しないでくださいね」</p>
<p>「ええ。ご迷惑おかけしました」</p>
</div>
</div>
<div id="resid9">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">9：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:20:21.13 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">その後、社長に律子が来て俺は謝罪して本日の仕事が始まった。とはいっても俺はアポを取ってあるので午前中の仕事はサクサク終わった。<br />
問題は午後のレッスンの送り迎えと営業の送り迎えというそこそこのハードスケジュールをするのが本日の大きな仕事である。<br />
まあレッスンはまだしもこの営業に遅刻は厳禁なので送る順序があるわけで、交通量か信号さえ味方してくれれば楽勝なのである。午後の16時ころになるとアイドル達がぼちぼちと事務所に来る。<br />
最初に中学生組が来て高校生組が来る傾向が多い。別にそれがどうしたというわけでもない。<br />
どうせ、竜宮小町である伊織と亜美はすぐに律子に連れ去られてしまうわけであるので、あんまりコミュニケーション取れていない。今度取ろうか。<br />
そんなわけで今日の予定のある真美とみんな揃うまで適当に会話していた。</div>
</div>
<div id="resid10">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">10：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:21:08.71 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">
<p>「そーいえば、今日事務所に来る途中で珍しい生き物亜美と見つけたよー！」</p>
<p>「珍しい？　ネズミか？」</p>
<p>「んっふふ～知りたい？」</p>
<p>「まー」</p>
<p>「うさぎを見つけたんだよ」</p>
<p>「うさぎ？」</p>
<p>真美の話だと、事務所に来る途中に一匹のうさぎを見つけた。そのうさぎは事務所近くの公園にいて、真美と亜美で追い掛け回したが、捕まえることが出来なかったようだ。<br />
あの双子から逃げ切れるとは大したうさぎだと素直に感心したい。<br />
しかし、野生なのかわからないがうさぎが一匹ここらで見るとは本当に珍しい今度俺も拝んでは見たい。</p>
</div>
</div>
<div id="resid11">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">11：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:22:12.15 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">今日の全員の仕事は終わった。<br />
結局貴音は来なかった。二日続けて無断で休むのは良くないのだが、今週は営業を入れていないので、営業先に謝罪の電話をしなくて済んだのは幸いだ。<br />
病み上がりの俺には少しきつかったけど終われば楽になれる。<br />
そんなわけで事務所を後にして、俺は通勤用のママチャリに乗って事務所をあとにした。<br />
とは言っても今日は自転車を漕いで帰るのは少し危なきがしたので、押して帰ることにした。<br />
別に漕いで帰っても漕がなくても時間だけの違いなので別に良いのだが。<br />
…………何かつけられている気がした。</div>
</div>
<div id="resid12">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">12：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:22:56.61 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">家について俺はベッドに倒れた。<br />
身体の調子はまだよくない。変に疲れが残っている状態で仕事をしてきたせいか、ぶっちゃけると二日続けて休みを取りたい気分だ。というかもう何も食べずに寝たい。<br />
そんなわけでお休みと行きたい時にピンポーンとインターホンが鳴った。<br />
珍しいこともあることだ。こんな時間にインターホンが鳴るなんて明日は休めるに違いない。ガチャリとドアを開けて「お助けぇぇえええ～」</p>
<p>「ぐえぁぁぁあああああ！！」</p>
</div>
</div>
<div id="resid13">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">13：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:23:38.27 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">俺はタックルをくらい押し倒された。軽く意識が飛びかけた。<br />
バタンとドアが閉まりゆっくり視界を確認する。見慣れた銀色の髪の少女に押し倒されている。<br />
誰かわかった。二日間連絡の取れなかった。四条貴音がそこにいた。その貴音に押し倒されて抱き着かれているところまでわかった。<br />
だが、貴音は少しどころかすごい格好をしていた。長いうさぎの耳に蝶タイ。見えそうで見えない露出した胸。さらにその胸を隠している黒い服と、足をセクシーに見せるの黒網タイツ。<br />
そして、お尻の部分に丸くて白い尻尾。要するにバニーガールの恰好をした貴音が家に押しかけてきたのである。「……どうしたんだ？　そんな恰好で？」バニーの貴音を家にあげてはや30分がたつ。それまで貴音は泣いていたので、まともに話が出来なかったわけである。ただ、貴音のバニーガールのおかげで疲れが吹っ飛んだのである意味感謝もしている。<br />
貴音以外に気になる点もある。貴音を家に上げた後、うさぎを見なかったといういう人がやってきた。まあアパートだから飼っていたうさぎが逃げ出したのかもしれない。俺はいないと言ってドアを閉めた。</p>
</div>
</div>
<div id="resid14">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">14：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:24:13.08 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">
<p>「…………聞いてくれますか？」</p>
<p>「ああ。むしろ、着替えろよ」</p>
<p>「それが着替えられないのです」</p>
<p>「はぁ？」</p>
<p>貴音の話によると二日前の朝、起きるとこの恰好になっていた。着替えようと耳を外すとどこからか音が聞こえる。更にバニースーツを脱ごうとすると今度は常に誰かに見られているような視線が離れない。怖いものが苦手である貴音は結局脱ごうにも脱げずに着ていたままとのことだ。<br />
一度勇気を出して完全に着替えたようなのだが、着替えている途中に本が落ちたり、勝手に水が流れるなどのポルターガイスト現象が襲ったのだ。その恐怖におびえながら再びバニーガールに着替えたのだという。<br />
不思議なのはバニーガールの時だけはポルターガイスト現象に襲われたりしないらしい。<br />
またトイレとお風呂の時だけは脱いでも何にも障害が起こらないという紳士的な不可思議現象なのだなと思う。</p>
<p>更にどうやら、周りの人には貴音がうさぎに見えるというようなのである。<br />
そんな馬鹿な話に耳を傾けるのはあの音無さんでも医者に行けと言われそうだが、さっきのうさぎを探している人の話を聞くと多少信じてしまいそうである。</p>
</div>
</div>
<div id="resid15">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">15：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:24:50.74 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">
<p>「……じゃあ電話はどうした？」</p>
<p>「響に電話をしました。しかし、響にはわたくしの声が伝わらなかったのです」</p>
<p>「は？」</p>
<p>「ですから響に電話しましたが悪戯と勘違いされてしまったのです！」</p>
<p>そう言えば、昨日律子の会話の時にも響に電話がかかってきたと言っていたが、無言電話だったような。<br />
そうなるとつじつまが合うような気がする。ただ、それはまだ俺の知らないだけでドッキリなのかもしれない。しかし、目の前の貴音を見てドッキリには思えない。<br />
が、少し確認したいことがあったので俺は携帯で電話を掛けた。</p>
<p>「……あ、すまん。深夜遅くにすまんな」</p>
<p>『別にいいよ。どうしたの？』</p>
<p>「ちょっと話がしたいやつがいるようだから代わるから」</p>
<p>『うん』</p>
</div>
</div>
<div id="resid16">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">16：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:25:30.98 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">
<p>そう言い俺は貴音に形態を渡した。電話の相手は響である。もし、響が反応したら貴音にもうちょっと説明してもらう理由がある。声に反応しなくても電話に出てもらう必要があるのだが……</p>
<p>「響、響ですか！」</p>
<p>『…………』</p>
<p>「響！」</p>
<p>『……プロデューサー！！　まだかー！』</p>
<p>「……そんな…」</p>
<p>貴音の顔にかすかな悲哀の情を漂わせる。どうやら本当に俺以外に貴音の声は聞こえていないようだ。<br />
俺は携帯を受け取り、響に適当に謝って電話を切った。<br />
その後、起きてそうなアイドル全員に片っ端から電話をかけて貴音に代わってもらった。<br />
最初はなんとか慰めることが出来たが最後のアイドルあたりまでになるともう何も口にはできなかった。同じ作業の繰り返しが40分くらい続いた。<br />
結局、悲しい結果として貴音の声は誰一人届かなかったのである。</p>
</div>
</div>
<div id="resid17">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">17：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:26:10.49 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">
<p>次の日</p>
<p>貴音が謎の疾走をしてから三日。<br />
貴音は事務所に行きたいというので連れていくことにした。ママチャリに乗るバニーガールは少しシュールな気がするが、貴音の話が本当ならばうさぎを乗せたチャリを漕いでいる俺のようである。<br />
どっちにせよ、物珍しさで見られる俺がいるのだが、ちょっとひやひやしたのがうさぎに見えている貴音をひったくられないかである。なんとかそのまま事務所に戻って来れたのだが、別にそんなこともなかったのでなぜか安堵してしまった。</p>
<p>事務所に入ると音無さんが迎えてくれた。</p>
<p>「おはようございます」</p>
<p>「おはようございます。あら？　どうしたんですかそのうさぎ」</p>
<p>「うさぎ？」</p>
<p>「ええ。足元にいるじゃないですか？」</p>
<p>「…………」</p>
<p>「それ本当に言ってますか？」</p>
<p>「えっ？　は、はいそうですけど……」</p>
</div>
</div>
<div id="resid18">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">18：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:26:42.70 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">音無さんの言ううさぎとは貴音のことあり、しかも本物のうさぎと勘違いしているようであり。だが、逆に音無さんからだと俺が貴音に見えるのもおかしい話だと思う。<br />
と、ここで少し音無さんに頼んでみることにした。<br />
さて、俺と音無さん。どっちが正しく見えているのか。「音無さん、すみませんがここのうさぎをソファーに運んでくれませんか？」「え？　まあはい」</p>
<p>「あなた様？」</p>
<p>「その場にいてくれ」</p>
<p>「？」</p>
</div>
</div>
<div id="resid19">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">19：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:27:20.49 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">ちょっとした実験をしてもらう予定で、音無さんが貴音といううさぎを持ち上げることはできるのかという実験である。もし、持ち上がるくらいであれば帰りにひったくられたら対多分俺のママチャリでは追いつけない。<br />
だが、重いと今度は音無さんにこいつはうさぎかと疑われるような気がする。<br />
音無さんが貴音をつかみ……「……あ、あら？」「どうですか？」</p>
<p>「ずいぶん重たいうさぎですね」</p>
</div>
</div>
<div id="resid20">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">20：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:29:04.08 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">俺から見ると貴音を抱っこしようとしているが……まったく動かない。<br />
どうやらうさぎの体重は貴音の体重に依存しているようで身体すべてがうさぎになったわけでないようで安心した。<br />
結局音無さんは降参して貴音が俺の傍にそそくさと寄ってきたのであった。<br />
音無さんは結構なついているんですねと言ってくれた。なついているものなにも俺からすれば貴音である。その後律子に社長が事務所に来たが、見えているのは貴音ではなくうさぎだった。<br />
もしかしたら俺が貴音に見えている方がおかしいのではと思うくらいである。<br />
しかし、俺がおかしいと思ってもそれは貴音も一緒であり、そんな会話の通じない孤独なところに貴音を一人にするわけにはいかないので上手く話を合わせる必要がある。</div>
</div>
<div id="resid21">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">21：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:31:58.17 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">昼になった。<br />
俺は適当に買い出しに行ってくればいいが問題は貴音であり、昨日はそのまま寝てしまってわからなかったし朝はサラダを食べてきたから何とも言えないが、貴音は何を食べるかだ。<br />
そのことを紙に書くとどうやらラーメンが食べたいと言ってきた。食えるかどうかは別としてラーメンを食べるうさぎを律子や音無さんがみたらどう思うか。だが、貴音も元気ないのでせめて食べ物くらい好きなものを食べさせてやろうということで、大盛りの出前を2つ頼んだ。<br />
この光景は音無さんたちにはどう映るのかも少しは気になった。<br />
……だが、生憎音無さんと律子は下のたるき亭に行ってしまったので結局俺と貴音でラーメンを食べた。<br />
いないとなるといたらどんな反応をするのか楽しみな気持ちが生まれるのは人間の性分だと思うのは俺だけなのか。</div>
</div>
<div id="resid22">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">22：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:33:41.95 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">夕方になるとアイドルが少しずつ事務所に来た。<br />
やはり、興味深そうにうさぎという貴音を眺めている。どうやら真美と亜美は前に見たうさぎのようで、触りたいと言い出してもふもふ～とか言いながら触っていた。<br />
この微笑ましい光景は俺からすると激しいレズレズしい光景であり、真美と亜美が貴音の身体中を触ったり揉み揉みしているわけであり、貴音の色っぽい声が俺の理性という壁にドリルで穴を開けていた。<br />
理性破壊は律子が亜美を、真美は触り飽きたのかゲームを引っ張り出してソファーに寝っ転がったあたり、貴音は解放された。<br />
うさぎは双子に触られて疲れてぐったりしているようなのか。ふつーに寝っ転がっているうさぎに見えるのが普通だが、俺にはバニースーツが少し肌蹴て、息を荒くして床にぐったり寝ているエロうさぎの貴音である。<br />
太宰治のカチカチ山の兎に惚れてる狸の気持ちが良くわかる。<br />
限界な俺はトイレに逃げ込んだ。どうやらうさぎのおかげで今日も貴音の連絡ない重い事務所が軽くなった気がする。<br />
もっともそのうさぎが貴音なのだがどうすればよいのかわからなかった。</div>
</div>
<div id="resid23">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">23：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:34:12.27 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">うさぎは寂しくて死ぬ。そう言い張りしばらくは貴音が家に住むことになった。まあうさぎを家に返しても途中で捕まってしまいそうだし、何より事務所のみんなが俺のうさぎと勘違いしている。<br />
家に戻ってきてふと気づいたことを伺ってみた。<br />
昨日はあまりの衝撃なことで気付けなかったので今回は来てみることにした。「なあちょっと聞きたいんだけど」「なんでしょうか？」</p>
<p>「どうして俺だけは貴音が見えるんだ？」</p>
<p>「…………わからないのです」</p>
<p>「え？　じゃあどうして？」</p>
<p>「……ただ、初めの頃あなた様は言ってくれました。困ったら助けてやると」</p>
<p>「なるほど。んじゃあ昨日の気配はお前か？」</p>
<p>「……おそらく。偶然自転車を押して歩いてくれたので助かりました」</p>
<p>「いや、昨日は病み上がりだったんだよ」</p>
</div>
</div>
<div id="resid24">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">24：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:35:20.23 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">そう言えば昨日はそのあと貴音が来たんだっけな。<br />
しかし、困ったものである。貴音がいなくなったのは公になっていないのだが、今週末の生っすかで明かした方が良いのかもしれない。<br />
テレビ局や雑誌などの記者からも心配や声も上がるし、何よりファンからは心配の声が大きい。その分俺やら事務の仕事が増えるのだが。<br />
しかし、何か複雑な気持ちにもなる。全国で貴音が行方不明で心配する予定であろうというのにここでのんびりくつろいでいるのだ。しかもアイドル達にとっては現在進行形で行方不明なのである。<br />
今日だってみんな空元気だったわけだし結構な罪悪感である。結局、貴音の言葉だけではなんで俺だけ貴音に見えるかがわからず終わった。<br />
それでも貴音を独りにすることはなく、最悪変な妄想に走るが最後の希望になってくれればうれしい。<br />
今日の成果としては普通になんでも飯を食うことくらいだった。<br />
あと、俺の理性破壊兵器であることは黙っておこう。ただでさえ、現在寛いでいる姿がふｒふりと尻尾を揺らして明らかに誘っていて必死に俺はくだらない想像をしてその場をやり過ごしていた。</div>
</div>
<div id="resid25">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">25：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:36:38.04 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">貴音がうさぎになって四日目。<br />
少し問題が起きた話をしよう。<br />
今朝早く事務所について貴音とおしゃべりを見ていたところ、それを音無さんに見られたらしく、自身の妄想スキルにより貴音が何も言わずに疾走したショックによりうさぎを貴音に見立て会話をしている。<br />
と、いう妄想を作り出してしまったらしい。恐ろしいのは端から見るとあながち間違ってはいないのである。<br />
一番冷静を装っているプロデューサーが一番壊れているなんて知ったらうちのアイドルはどう思うだろうか。<br />
かと言ってアイドルに実はこのうさぎが貴音なんだ。と言っても信じるのはいない。前にも思ったが絶対いない。改めて認識した。午前中はアイドルの新たなる営業先の確保のために土曜日の営業の打ち合わせに行くのが俺の予定である。そして、やはり音無さんだと会話ができないで寂しいのかわからないが貴音は俺についてきた。<br />
音無さん曰く、貴音が俺の服に掴んでいると肩に器用に乗っているようである。本当によくわからない。<br />
しかし、ちょっと嬉しいのは普段独りで車を飛ばして営業先や打ち合わせ先に下見に行くのだが、うさぎという貴音と一緒に行けるのは少し嬉しい。しかもバニーだ。</div>
</div>
<div id="resid26">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">26：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:39:57.27 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">昼食は相変わらず俺は貴音とラーメンを食べた。とは言っても二日目なのだが、貴音は黙々とラーメンを啜り俺は資料を作成しながらゆっくり食べていた。<br />
当然貴音に奪われていたのは言うまでもない。まあ大盛りは昼に食うものじゃないとわかっていたので、貴音が食べてくれるのはありがたい。<br />
うさぎが俺のラーメンを食っている光景を律子が見たらどう思うか。そう思ったことはもう何度目やらであり、まあ律子なら目を丸くして音無さんは納得してしまいそうである。<br />
どういう答えをするのか。答えは律子も音無さん、どっちも同じ反応をするんじゃないのかと思うのだが、今日も２人でたるき亭で昼飯を食べに行ってしまった。<br />
社長はふらっと来てはふらっとどこかに行ってしまう風来坊なので昼飯に野郎と飯食うためにわざわざ戻ってくるわけがないだろう。アイドル達が来るまで俺は昼寝をしていた。本日の仕事はない。というか昼飯を食べながら資料を作成したおかげでもある。<br />
昼寝は結構大事な行為であり15分くらい休みを取れば午後は集中して作業を行えるなどとメリットの宝庫と言ってもいいだろう。<br />
ただ、現在の状況はハッキリ言って俺だけデメリットであり、理由はうさぎである。<br />
昔、実家で暮らしていたときに猫を飼っていた。時々猫が膝の上に乗って寝たり、寝転がっていると腹の上に乗って寝たりしていた。それがうさぎにも起こるのかわからないのだが、一緒に寝ている。いや、昼寝をしている。<br />
それは俺以外の人が俺を見るとそう見えるわけである。ただ、俺からすればバニーの貴音が椅子から落ちないように抱き着きながら寝ているので、寝るに寝れない。そのため俺の理性をがっちり昇天させようとしている。<br />
だが、ここで理性を崩壊させてしまったら俺はうさぎと犯したという社会的死亡者になる。なので、数学の公式や円周率や素数を数えながらやり過ごした。<br />
しかし、いくら寂しいと死ぬうさぎになっているとはいえ貴音は結構甘えん坊なのかもしれない。それがまた可愛いと思ってしまった。</div>
</div>
<div id="resid27">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">27：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:40:48.40 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">アイドル達がぼちぼちと事務所にやって来た。そして来ると同時に俺の胸ぐらをつかんだりゆすったりしてしっかりしろと言ってきた。中には泣きながら抱き着いてきたアイドルもいた。さて、どうしてこうなったのか。<br />
答えは朝の会話のことだろう。音無さんがそれをアイドル達に伝え目を覚ませというように喝を入れさせようとしたのだろう。<br />
別に壊れてるわけや廃人になっているではないのに何故俺が悪者に見えてしまうのだろうか。その原因で俺は伊織にぶん殴られた。<br />
ただ、救いと言えば貴音いや、この場合はうさぎの方が良いだろう。うさぎが伊織達に没収されなかったことである。<br />
理由としては伊織達にはこのうさぎが俺をかばうように寄ってきたから手を出せなくなったという。俺からするとバニー貴音がすぐに大丈夫ですかと声をかけてきてくれた。とりあえず、俺はアイドル達を集めて俺はこのうさぎが貴音を言ってみた。結果は想像の通り誰も信じてもらえずそれどころか早退させられた。<br />
相当ヤバい状態とアイドル達に事務員は思っているのだろう。となりで貴音が謝ってくれたが仕方がない。<br />
ママチャリで帰っている途中にふと思ったことがあった。</div>
</div>
<div id="resid28">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">28：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:42:10.58 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">
<p>「なあ、貴音の家って今どんな状態」</p>
<p>「わたくしの家ですか？」</p>
<p>「そーそー。朝起きてその格好で慌ててたんだろ？」</p>
<p>「はい……着替えようにも謎の視線や声がして……」</p>
<p>「それで、どうした？」</p>
<p>「響に電話しても……」</p>
<p>「……このくだりは聞いたな。家出るときは？」</p>
<p>「……その……」</p>
<p>服をつかむ力が強くなる。どうやら思い出すのは怖いのかわからないが、せっかく早く追い出されたことだし貴音の家に尋ねても誰も気づかないだろう。<br />
貴音も俺ならば良いということで貴音の家に行くことになった。ただ、ここらママチャリで行くのは苦労した。そして、見世物としてジロジロ見られた。とくに後ろの貴音に集中した。<br />
よっぽどその怪奇現象を独りで味わうのが怖かったようで貴音の家は鍵がかかっていなく誰でも入れる状態だった。貴音は俺の後ろから服の裾をつかむ。そうつかまれると動きづらい。<br />
幸い誰にも侵入された形跡はなく、下着や服そして通帳等には手が出されていなかったようで、ただ家を飛び出た時、慌てていたのかバニースーツから着替えた服だけが無造作に床に落ちていた。その服を真っ赤な顔の貴音が回収して洗濯機に突っ込んでいた。<br />
それをじいーっと眺めていると「あなた様はいけずです」と言われた。なぜか知らんけどときめいてしまったのは内緒である。</p>
</div>
</div>
<div id="resid29">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">29：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:42:50.60 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">結局、家に来たが何も成果は得られなかった。<br />
一応着替えろというのは貴音には酷なのでうさ耳を外してもらったところやはり不可思議な声や本棚の本が落ちる現象が起こった。<br />
まさか、本当だったとは俺は思っていなかったのですぐに付けた。実際に遭遇するとポルターガイストっていうものは結構怖い。<br />
今日はもう一度俺の家でも外してもらおう。そうすればこの部屋だけ除けば普通の服に着替えることが可能であるからである。</div>
</div>
<div id="resid30">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">30：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:43:45.56 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">俺の家に帰ってきて（ちゃんと貴音の家は鍵をかけた）外したが結果は同じだった。声は聞こえるようだし、茶碗が落ちて割れるは後片付けが大変だったと言える。<br />
そんなわけで今日わかったことは貴音の家以外でも起こる。俺は精神が結構壊れていると思われていることだけである。とはいえっても後者は音無さんの妄想に尾ひれがついたのだが。さて、もうすぐ一週間になる。<br />
実は今日の営業の打ち合わせ先で貴音をグルメ番組に呼びたいとディレクターが言っていた。その時聞いていたうさぎのこと貴音はにんまりしていたようなのだが、本物のうさぎがやっていたらどう反応するか。食べられても文句は言えまい。<br />
なんとか元に戻してやりたい。だが、こんなことは起こったことないのでわからない。<br />
だからお手上げ状態なのである。ただなんというのか、貴音はこのような状態でもなんとなく満足している。もう少し危機感を持って欲しい。</div>
</div>
<div id="resid31">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">31：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:44:45.43 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">貴音がうさぎになって五日目。<br />
朝の番組を見ていたら芸能ニュースのトップに貴音が行方不明というニュースが上がっていて思わず、牛乳を吹き出してしまった。とうの貴音は「面妖な」と呑気にお茶を啜っていた。<br />
どうやら俺を追い返した昨日のうちに社長が発表したらしい。ファンにも見つけてくれたらラーメン探訪のゲスト出演させてもらえる豪華なお礼までも用意していたようである。<br />
悪くはない。ということは今日の打ち合わせなどは結構大変かもしれない。<br />
しかし、精神壊れていると思われている俺を営業先に向かわせるのかがわからないのか。<br />
どちらにせよ俺の営業先に行けるかの運命は事務所に行けばわかることである。事務所に行くと珍しくアイドル以外全員集まっていて俺に昨日のことを話してくれた。<br />
とは言ってもテレビで見た貴音の行方不明を発表したことと休業させることを事務所判断で決めたこと。<br />
ただ、俺はいつも通り営業の打ち合わせに行けるようである。ひどいブラック事務所だ。<br />
午前中の打ち合わせではどの人からも貴音の件が触れられた。<br />
いつの間にか俺はうさぎのプロデューサーという愛称がついていた。そのうさぎが貴音ということを気付いている人はいない。むしろ気づいていたら俺と貴音はとんでもなく変態なのだろう。</div>
</div>
<div id="resid32">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">32：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:45:35.02 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">今日はやたらアイドル達が話しかけてくる。おそらく、うさぎが貴音じゃないことを気付かせるためであるなのだが、ぶっちゃけると話がめちゃくちゃ内輪すぎてついていけない。<br />
春香と千早の場合はクラスメイトの話。雪歩はお父さんとお父さんの部下の話。伊織は生徒会の話とうんとかへーとかの相槌しか打てない。<br />
なので、面白いツボがわからなかったり、だから何という。<br />
そんな話をしている間、貴音がなんか拗ねていたのでアイドルの間に入って膝に座ってきた。<br />
微笑ましい光景だが、貴音が座っているのは結構理性にダメージが大きい。せっかくバニー貴音に慣れてきたというのに密着されるとやはり俺は弱かった。<br />
思わず頭をなでると喜んでくれた。なんか惚れそう。貴音がうさぎになって一週間が経った。<br />
今日は生っすかサンデーの収録であり、もちろん事務所アイドル全員が貴音を探してくれとお願いをする結果となった。それをスタジオの外から見守る俺とうさぎこと貴音。<br />
貴音の顔には複雑な表情がよくわかる。俺はそんな貴音の傍にいてやることしかできない頼りない男である。<br />
何としても元に戻してやりたい。思いは全然実らなかった。</p>
</div>
</div>
<div id="resid33">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">33：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:46:15.33 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">貴音がうさぎになって3週間が経った。<br />
一向に見つからない貴音に警察も動き出した。正確には社長が前もって伝えていたのだが、ここまで見つからないとなるとさすがに手抜き操作は出来ないといった感じだろう。<br />
アイドル達も心配していて普段の事務所から笑顔と笑い声を引けば今の事務所の雰囲気が出来上がる。<br />
特に響が一番酷く、遂にレッスンの最中に倒れてしまったのだ。その報告をうさぎの状態で聞いていた貴音は家に帰ってから泣いた。その貴音を抱きしめるしか出来ない俺は久々に事務所の壁をぶん殴った。ただのプロデューサーに超能力や魔法とか使えるわけがない。だから、貴音を元に戻してやると言った割には成果が最初の5日間しかなくてただただ日が過ぎてブランクが出来ていった。<br />
だからと言ってどうしようもできない。貴音を連れて事務所に行って帰るだけ。そんなことを続けていた。その繰り返しで少なからず俺の心の片隅に支配が生まれていた。<br />
ずっと俺だけがいる世界。依存させる。だが、そんなことをしても負荷のほうが大きい。何より俺が許せない。<br />
だからと言ってどうすることもできない自分がいた。</div>
</div>
<div id="resid34">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">34：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:47:10.73 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">そんな支配が少しずつ大きくなりはじめ葛藤することが続いているある日の帰り。<br />
荷台に乗る貴音がぎゅっと思いっきり抱き着いてきた。普段は落ちない程度に抱き着くのだが、今日のはいつもと違う。<br />
そろそろ限界なのだろうか。それともこちらの環境に適応してきてしまったのか。そう思う反面、これが制服だったら青春なんだろうなぁーと思った。<br />
いや、違った。<br />
どうやらお月見でもしたいようで、団子を買って欲しいとねだってきたのである。<br />
確かに悲しい時は美味しいものでも食べて元気づけるのが一番というのは貴音が一番知っている。そして、ラーメン屋には寄れないので今回のお月見でも選んだのだろう。時期的にもピッタリである。<br />
どうやら、抱き着いてきたのはそういう落とし方のようで、音無さんの読んでいる謎の薄い本に載っているのを見たらしい。<br />
別にそんなことしなくても俺にしか話すことが出来ない貴音の頼みなら絶対に聞いてやる。<br />
それで寂しくないのならば……</div>
</div>
<div id="resid35">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">35：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:48:15.08 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">
<p>「ここの神社でどうでしょうか？」</p>
<p>「……ここか。まー確かに神主さんいない寂しい神社だけどお月見にはもってこいだな」</p>
<p>「ふふふ。覚えていますか？」</p>
<p>「もちろんよ。ドラマでお月見収録したよな」</p>
<p>「ここでわたくしは少し失敗しましたね」</p>
<p>「……あー」</p>
<p>ふと、ちょっと前のドラマの撮影のことを思い出す。ちょっとした昔をメインにしたオリジナル短編ストーリーを数話放送するドラマで、貴音がここで撮影したのであった。<br />
そこでお月見を題材にした話で打ち合わせでは神社の神様に奉納してから食べる予定月見団子を先に食べてしまったわけである。<br />
しかも言い訳はとても酷く、そこに団子があったのが悪い。慌てて用意したのが、団子の模型である。結局、団子は食べずにそのまま出番が終了してしまったわけで神様はさぞかし残念だろう。<br />
そんなわけで今回は絶対にそうさせないように俺が団子を持つことにした。まあ前回は貴音に持たせていたのが原因の一つでもある。</p>
</div>
</div>
<div id="resid36">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">36：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:48:44.43 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">鳥居を潜り境内に入る。本当は清めるために手水舎に向かうのが正しいのだが、生憎ここの神社はその手水舎の水が出ない。だから直接拝殿に向かう。いや、本殿と言ったほうが良いのか。一般的に神社は手前に拝殿で、奥に本殿があるのだが、小さい位神社は本殿と拝殿が一緒の神社がある。<br />
今回貴音と二人っきりでお月見をする場所は本殿と拝殿が一緒の神社である。小さいとは言っても手水舎があるのでちょっとは大きいのだろう。<br />
ちょっと脱線するが神社には鳥居・拝殿・神殿が必ずある。それだけだが、こういう話は貴音のドラマのための前知識として頭に詰め込んできた。もちろん脚本家の話に合わせるためと貴音と確認するためである。俺からすれば貴音と。端から見るとおっさんとうさぎ。別に誰にも見られていないこの時間なら別に気にする必要などない。「いえ、見られていますよ」</p>
<p>「誰に？」</p>
<p>「ふふふ。見上げてください」</p>
<p>「……あー」</p>
<p>「そうです。お月さまです」</p>
<p>「そうだった。やれやれ。お参りをしよう。今度は先に食べるなよ」</p>
<p>「あなた様が持っていれば大丈夫です」</p>
</div>
</div>
<div id="resid37">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">37：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:49:23.49 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">先に本殿前に団子を奉納する。<br />
そして2人ならんで賽銭箱の前に立つ。ここは鈴がない。なので、ご縁にちなんで5円玉を入れた。確かこの5円玉にも何かしらの縁がらみの意味があったが忘れた。<br />
貴音はマニアックに21円を入れた。どういう意味か聞くと「とっぷしぃくれっとです」と教えてくれなかった。<br />
基本賽銭を入れた後は二拝二拍手一拝を行う。当然意味など知らない。貴音は知ってそうだが、聞いても忘れそうなので聞かないでおくことにした。ちなみに出雲大社では拝礼作法が違うので、地方ロケで行ったら注意しておくことにしよう。拝礼も終わった時に次はどうしようかと悩む。奉納した団子を頂戴するのは良いことなのか。少し悩んで、新たに買ってくることにした。前回は模型で我慢してもらったので今回は本物を食べさせてあげたい。<br />
そういうわけで、貴音に絶対に食べないことを命じてすぐに買ってくることにした。<br />
食べたらペットショップに売りに行く。そう脅したらちゃんと守ってくれた。ただし、家で食べるカップラーメンも追加で買わされたが、安いものだ。</div>
</div>
<div id="resid38">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">38：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:49:59.32 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">
<p>「すすきがないけど仕方がないよな」</p>
<p>「ええ。神様も許してくれるでしょう」</p>
<p>「貴音は前回のことを謝れ」</p>
<p>「そうでした」</p>
<p>「そのあと、酒でも飲もうぜ」</p>
<p>「飲酒運転になりますよ」</p>
<p>貴音が再び賽銭箱前に立ち。手を合わせる。バニーガールと神社という違和感が凄くあるが、仕方がないことだ。一礼して戻ってきた。<br />
貴音は気づかなかったのか、ほんの一瞬、刹那に近い時間だが、神社が光ったような気がした。<br />
俺もよくわからなかったので気にしないことにした。<br />
そして近くに座るところがないので、拝殿前の階段を借りてお月見をすることにした。</p>
</div>
</div>
<div id="resid39">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">39：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:50:31.43 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">
<p>「ふふふ。このお月見の参加者が増えましたね」</p>
<p>「誰だ？」</p>
<p>「神様です」</p>
<p>「なるほどね」</p>
<p>2人と一柱のお月見が始まった。それはとても静かで、時間がゆっくり流れる。少し不思議な空間に入り込んだ感じである。量産型月見団子も雰囲気さえ本場にすれば味も美味しくなる。<br />
お酒でも飲みたかったが、チャリでも飲酒運転ということで神社に奉納した。帰りに買えばいいわけで。代わりに貴音と月を見ながら今回の出来事の話でもしていた。<br />
話が途切れ、沈黙が訪れる。</p>
</div>
</div>
<div id="resid40">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">40：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:53:01.00 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">
<p>「あの……よろしいですか？」</p>
<p>「どーした？」</p>
<p>「このままわたくしが元に戻れなかったら……」</p>
<p>「そんなこと言うなよ。なんとかなるって」</p>
<p>「……その」</p>
<p>空気が変わる。それは俺でもわかる。メインステージは俺と貴音。観客は神様と月。<br />
バッと貴音が立ち上がり月を背に味方にする。顔が暗くてよく伺えないがわかる。表情が真剣だ。</p>
</div>
</div>
<div id="resid41">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">41：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:53:35.68 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">
<p>「……卑怯ですよね。こういう場所、雰囲気。すべての力を借りないと言い出せないのは……」</p>
<p>「卑怯だね」</p>
<p>「……お慕い申し上げます。いえ、前から……こうなる前から……」</p>
<p>「俺も。なんつーかさ、俺はうさぎになっている間に気付いたよ。おせーけどさ」</p>
<p>「いえ……」</p>
<p>とんっと、静かに貴音は俺に抱き着いてきた。俺は優しく彼女を抱きしめる。<br />
こういう時に言葉がだせずに格好つけてる自分が嫌いだ。もっとズバッと言えるようになりたい。<br />
そんな臆病な俺に貴音は訪ねてきた。<br />
言葉が欲しいと。回りくどい言い方や隠喩なんかじゃなくてストレートな言葉。<br />
貴音が月を味方につけるなら俺は神様に勇気をもらおう。<br />
俺は貴音の少し離し、肩に手を置き言ってやった。</p>
<p>「貴音のことが…………大好きだよ」</p>
<p>涙で顔がぐしゃぐしゃになるかわからない顔は見たくないので口づけで黙らせてやった。</p>
</div>
</div>
<div id="resid42">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">42：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:54:10.27 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">翌日の早朝、俺は律子に叩き起こされた。正確には律子の着信である。<br />
何事かというと電話に出た貴音の声で律子が俺に代われと怒鳴ったらしい。「なんですかね？」「貴音がいるんですか？！」</p>
<p>「ああ……って聞こえたのか？」</p>
<p>「聞こえるも何も聞こえなかったら怒鳴りませんよ！！！　すぐに貴音を連れて事務所に連れてきてください！　あーせっかく今後の打ち合わせのはずが……」</p>
<p>電話が切れた後、俺と貴音は顔を見合って抱き合いながら笑った。元に戻れたと。<br />
しかし、問題がある。一番は疾走の理由である。しかも俺が絡んでいるからどうやって回避しようか。まーそこはポーカーフェイスの強そうな貴音に理由を伝え、それ一点張りしてもらう戦法にした。実家に帰省は音無さんが電話をして確認を取ったので無理。なので旅に出ると言う。バレそうだが、昨日の言葉よりは遥かに楽だろう。<br />
うさ耳を外しても貴音にも部屋にも何も起こらなかったし、着替えても平気だというので、完全に治ったということだろう。</p>
</div>
</div>
<div id="resid43">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">43：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:54:52.34 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">早朝の朝早いうちに事務所に送り届け律子たちが来るのを待つ。その間、俺は溜まってしまった仕事を片付け貴音はゆっくり朝食を取っている。<br />
律子たちが到着して俺よりも貴音に集中的に尋問やハグが入ったが仕方がない。その訊問最中に社長から話が合った。「君、うさぎはどうしたんだい？」「うさぎ……ああ。うさぎですか？」</p>
<p>「ああ。連れてきたないからどうしたのかと思ってね」</p>
<p>「……あのうさぎは呪いがかかっていたようでしてね。俺が解いてやりました。そしたらいなくなっちゃったんですよ」</p>
<p>「ふむ。面白いこと言うね……大事にしてあげるんだよ」</p>
<p>「…………なんでわかったんですか！？」</p>
<p>「ふふふ。私は視る目があるからね」</p>
<p>さすが社長だ。<br />
俺は少し見直した。</p>
</div>
</div>
<div id="resid44">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">44：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:55:28.76 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">夕方になり、貴音は事務所アイドル全員にハグされながら謝っていた。明日テレビで謝罪する予定である。<br />
俺は午後からは営業先に貴音が見つかったと詫びを入れ多くの方に心配かけたと謝罪めぐりをしていた。しかも今度は貴音と一緒にもう一度巡りをするのである。<br />
そんな仕事をして事務所に帰ってきたら残っている人はごくわずかであった。しかも俺は更に午前中終わらなかった資料に加え今日の謝罪巡りもらった貴音の失踪に関する番組を組むらしくその打ち合わせに必要な資料なども作らないといけない。<br />
そんなわけで時計の長い針が本日23回目の12を差すときには事務所に残っていたのは俺と貴音だけであった。「良いのか？　帰らなくて」「ふふふ。残って欲しいと思っていたのはどなたですか？」</p>
<p>「……ぐぬぬ」</p>
<p>「それに……わたくしにはわかりますよ。ちょっと焼いたでしょう？」</p>
<p>「そうだよ。わりーかよ」</p>
<p>「いえ、嬉しいのです。あなた様にそこまで思ってもらえることが」</p>
</div>
</div>
<div id="resid45">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">45：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:55:57.68 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">フッと事務所の明かりが消える。停電ではない。どうやら故意的に消えてしまったようで、その消した犯人がちょこんと俺の膝に座る。<br />
悔しい俺は抱きしめる。「……今度どこかに旅行しに行こうか」「そうですね。では、わたくしの故郷はどうですか？」</p>
<p>「挨拶か。良いねそれ。さて、ちょっとどいてくれ」</p>
<p>「嫌です。うさぎは寂しいと死んでしまうのです」</p>
<p>「それはしょうがないな」</p>
<p>終わり</p>
</div>
</div>
<div id="resid46">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">46：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 08:58:17.09 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">後半から書くのが恥ずかしくなった<br />
月見団子食べたい<br />
読んでくれてありがとうございました</div>
</div>
<div id="resid47">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">47：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 09:07:39.77 ID:HiUdU4Cro</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">
<div style="color: #808080;">おつおつ</div>
</div>
</div>
<div id="resid48">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">48：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 09:09:35.93 ID:Tk6xKSEYo</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">
<div style="color: #808080;">Ｐ×貴音は良いものだ</div>
</div>
</div>
<div id="resid49">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">49：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 10:16:27.59 ID:3yUFjnv3o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">
<div style="color: #808080;">
<p>乙したー</p>
<p>EDは月のワルツやな</p>
</div>
</div>
</div>
<div id="resid50">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">50：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 10:31:47.00 ID:skRapRwao</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">
<div style="color: #808080;">
<p>途中まで、月に帰るのかとドキドキした</p>
<p>乙</p>
</div>
</div>
</div>
<div id="resid53">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">53：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/15(日) 23:30:30.74 ID:KoVYOW1+o</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">読み直したら誤字がめちゃくちゃ多かった<br />
形態ってなんだよもう<br />
ごめんなさい</div>
</div>
<div id="resid54">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">54：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/16(月) 02:48:57.97 ID:Z6/GQCOfo</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">
<div style="color: #808080;">貴音がかわいい<br />
誤字なんてそれだけで吹き飛ぶさ</div>
</div>
</div>
<div style="margin-top: 20px; font-size: 12px; color: #808080;">
<div align="right">P「俺にしか貴音が見えない」<br />
引用元：http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/bobby/1379200422</div>
</div>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://imasbiiki.net/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%82%b9ss/111/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>39756</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://imasbiiki.net/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%82%b9ss/111/" />
	</item>
		<item>
		<title>小鳥「はじめての……ちゅっ」</title>
		<link>http://imasbiiki.net/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%82%b9ss/16/?utm_source=rss&#038;utm_medium=rss&#038;utm_campaign=%25e5%25b0%258f%25e9%25b3%25a5%25e3%2580%258c%25e3%2581%25af%25e3%2581%2598%25e3%2582%2581%25e3%2581%25a6%25e3%2581%25ae%25e3%2581%25a1%25e3%2582%2585%25e3%2581%25a3%25e3%2580%258d-2</link>
		<comments>http://imasbiiki.net/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%82%b9ss/16/#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 16 Sep 2013 12:18:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator>管理人P</dc:creator>
				<category><![CDATA[アイマスSS]]></category>
		<category><![CDATA[アイマス]]></category>
		<category><![CDATA[音無小鳥]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://imasbiiki.net/?p=16</guid>
		<description><![CDATA[1：以下、新鯖からお送りいたします：2013/09/08(日) 23:15:46.93 ID:vLoNS2X80 今日は何日だっけ？　9月8日。 私の誕生日は？　9月9日。 そう、明日。 ていうか、16進法だったらまだ1 &#8230; <a href="http://imasbiiki.net/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%82%b9ss/16/">続きを読む <span class="meta-nav">&#8594;</span></a>]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<div id="resid1">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">1：<span style="color: #008000; font-weight: bold;">以下、新鯖からお送りいたします</span>：2013/09/08(日) 23:15:46.93 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">今日は何日だっけ？　9月8日。</p>
<p>私の誕生日は？　9月9日。</p>
<p>そう、明日。</p>
<p>ていうか、16進法だったらまだ10代だし？</p>
<p>全然焦る必要ないみたいな？</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>この期に及んで現実逃避かよ！</p>
<p>1E歳です。なんて言っても微妙な顔されるだけだよ！</p>
<p>残りは……あと3時間ぐらい。</p>
<p>今日、なにしてたっけ？</p>
<p>2X年間、なにしてたっけ……。</p>
<p>SSWiki : <a href="http://ss.vip2ch.com/jmp/1378649746" target="_blank" rel="nofollow">http://ss.vip2ch.com/jmp/1378649746</a></div>
</div>
<p><span id="more-16"></span></p>
<div id="resid2">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">2：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:17:27.81 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">私と同世代の友達なんて、みんな彼氏がいたり、旦那や子供がいたり……。</p>
<p>せっかくの休日に、辛気臭い喪女なんか誰も構っちゃくれない。</p>
<p>職場の同僚は、みんな平日も休日も無く大忙し。</p>
<p>忙しさは人気のバロメーターだから、アイドル事務所としては喜ばしいことだけど。</p>
<p>労基の限界に挑戦っていうか、とっくに突破してるわよね。</p>
<p>特にプロデューサーさん。</p>
<p>アイドル9人のプロデュース兼マネージメントとか正気じゃないですよ。</p>
<p>今日は、さすがにもうお仕事は終わったかな。</p>
<p>もともと不定期で少なかった休日が、最近はあるのかないのかわからないぐらい。</p>
<p>結果を出してるから、仕事は充実しているのかもしれないけど……。</p>
<p>倒れたりしないか心配してる人だっているんですからね？</p>
<p>誰とは言いませんけど！</p></div>
</div>
<div id="resid4">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">4：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:18:53.83 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">一緒にお休みを取れるような仕事だったら、こんな日は二人でとか……。</p>
<p>なんてね。休みが別々なのを言い訳にしてるだけよね。</p>
<p>お昼とか、お酒だって何度もご一緒してるんだし。</p>
<p>あと一歩を踏み出す勇気がないだけ……。</p>
<p>でも……彼がどう思ってるかなんて、私にはわからないもの。</p>
<p>この歳で、しかも職場の同僚相手に玉砕なんてした日には……。</p>
<p>ま、おかげでこのザマですけどね。</p>
<p>彼氏いない歴、Ξ○thアニバーサリーとか……ははは。</p>
<p>10年前の自分に教えてあげたら、助走付きで殴られそうね。</p>
<p>あはは…………。</p>
<p>おっと、いけないいけない。</p>
<p>今日はまだ2X年と364日だったわ。</p>
<p>364日と21時間30分。</p>
<p>まだ2時間半もある！　余裕余裕！</p></div>
</div>
<div id="resid5">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">5：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:21:02.17 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">♪～～</p>
<p>電話？　……って、プロデューサーさん！？</p>
<p>ちょっ、えっ？　マジ？</p>
<p>あわわ……私いま半裸ですよ、半裸！</p>
<p>いくら自宅だからって、これは乙女としてありえないっての。</p>
<p>とにかくなにか着て……いや、落ち着け！</p>
<p>これは電話だ。</p>
<p>半裸だろうがコスプレだろうが、バレなければ問題ない。</p>
<p>今すべきは、急いで電話に出ることではないか？</p>
<p>よし！　理解した。</p>
<p>それじゃ出ますよ？　出ちゃいますよ？</p></div>
</div>
<div id="resid6">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">6：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:23:31.61 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">小鳥「も、もしもし」</p>
<p>P『あ、音無さんですか？　お休みのところすいません』</p>
<p>小鳥「いえいえ！　プロデューサーさんこそ、今日はお仕事は？」</p>
<p>P『さっき終わって、いま事務所を出るところです』</p>
<p>小鳥「こんな遅くまで……お疲れ様です」</p>
<p>P『音無さんに労ってもらうと、頑張って仕事した甲斐があります』</p>
<p>小鳥「え？　な、なに言ってるんですか、もう……///」</p>
<p>P『ははは……それでですね』</p>
<p>小鳥「は、はい」</p>
<p>P『今から会えませんか？』</p>
<p>小鳥「そうですね、特に用事は……って、ええ！？」</p>
<p>P『？』</p>
<p>小鳥「今から会うというのは……その？」</p>
<p>P『そのままです。会って話したいな、と』</p></div>
</div>
<div id="resid7">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">7：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:25:29.58 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">小鳥「……」</p>
<p>P『どうしました？　もし都合が悪いようなら……』</p>
<p>小鳥「い、いえ！　さっきまで半裸でグダってただけですから！」</p>
<p>P『は？』</p>
<p>小鳥「なんでもないです！　ど、どこかで待ち合わせを？」</p>
<p>P『ちょっと荷物があるので、タクシーでそちらに行きます。たぶん……1時間ぐらいで』</p>
<p>小鳥「1時間ですね。外出の準備をしておいたほうがいいですか？」</p>
<p>P『別に半裸のままでも』</p>
<p>小鳥「」</p>
<p>P『ん？』</p>
<p>小鳥「そういうのは聞かなかったフリをしてください！///」</p>
<p>P「はは、ごめんなさい」</p>
<p>小鳥「もう……///　外出は無しってことでいいですか？」</p>
<p>P『時間が時間ですからね』</p>
<p>小鳥「わかりました。待ってますね」</p>
<p>P『はい。着いたらまた電話します』</p></div>
</div>
<div id="resid8">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">8：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:26:58.38 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">これって……あれよね？</p>
<p>大台目前の崖っぷちで……ついに？　ついに！？</p>
<p>私、始まった！？</p>
<p>と、とにかく服を着て……。</p>
<p>外出しないんだし、変に気合が入ってない自然な感じのほうがいいわよね。</p>
<p>下着も……念のためよ、念のため！</p>
<p>だってほら、もしかしてよ？</p>
<p>部屋に上がってもらったりとか……。</p>
<p>……。</p>
<p>あるわね！</p>
<p>別に散らかってはいないけど、あんな本やそんなゲームは片付けておいて……。</p>
<p>だって、ここは乙女の部屋ですから！</p>
<p>1時間……ギリギリね。</p>
<p>でも、間に合わせる！　なにがなんでも！</p></div>
</div>
<div id="resid9">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">9：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:28:22.91 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">──　1時間後　──</p>
<p>身だしなみ……OK！</p>
<p>部屋……OK！</p>
<p>心の準備……お、OK？</p>
<p>そこはまあ、なりゆきで……ね？</p>
<p>誕生日直前のこんな時間にお誘いを受けて、なにもないなんて……。</p>
<p>私の経験上からはまったくわからないけど、常識的に考えてありえないわね。</p>
<p>小鳥「あとは、プロデューサーさんからの連絡を……」ｿﾜｿﾜ</p>
<p>♪～～</p>
<p>来た！</p>
<p>小鳥「はい！」</p>
<p>P『お待たせしました。今、マンションの前なんですけど』</p>
<p>小鳥「わかりました。迎えに出ますね」</p>
<p>P『お願いします』</p>
<p>鏡、鏡……っと。</p>
<p>大丈夫よね、私？</p>
<p>うん、大丈夫！</p></div>
</div>
<div id="resid10">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">10：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:30:50.01 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">──　マンション前　──</p>
<p>小鳥「あ、プロデューサーさん。こんばんは」</p>
<p>P「こんばんは。遅くに押しかけてごめんなさい」</p>
<p>小鳥「そんなこと……わぁ！」</p>
<p>すっごい花束！</p>
<p>私の年齢より……うん、確実に多いわ。</p>
<p>これって、やっぱり……。</p>
<p>P「日付が変わるまで隠しておきたかったんですけどね」</p>
<p>小鳥「それまで気がつかないフリをしておきましょうか？」</p>
<p>P「はは、お願いします」</p>
<p>小鳥「うふふ」</p>
<p>P「それと、ケーキとシャンパンを買ってきたんで……」</p>
<p>小鳥「あ……それなら、私の部屋で一緒に……」</p>
<p>P「そうですね。日付が変わる瞬間を、一緒にお祝いしたいですから」</p>
<p>小鳥「はい……///」</p></div>
</div>
<div id="resid11">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">11：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:32:24.51 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">──　小鳥自宅　──</p>
<p>日付が変わるまで、あと30分ちょっと。</p>
<p>会話も途切れがちだし、二人してソワソワ落ち着かないけど……。</p>
<p>P「……」ﾁﾗｯ</p>
<p>小鳥「……」ﾁﾗｯ</p>
<p>P小鳥「「あ」」</p>
<p>P「あはは……」</p>
<p>小鳥「ふふっ……///」</p>
<p>なにこれ甘酸っぱい。</p>
<p>1時間近く、向かい合ったままこんな感じで……。</p>
<p>じれったいような、いつまでもこうしていたいような……。</p>
<p>いつもと違う、二人の距離感。</p>
<p>P「もうすぐですね」</p>
<p>小鳥「ええ……」</p>
<p>現実逃避してまで無かったことにしたい瞬間だったはずなのに……。</p>
<p>今はちょっとだけ待ち遠しいです……。</p></div>
</div>
<div id="resid12">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">12：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:33:45.70 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">──　30分後　──</p>
<p>P「そろそろですね」</p>
<p>小鳥「ええ……」</p>
<p>P「……」</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>&lt;ﾄﾞoﾝｺﾞｶﾞ､ｺﾞｾﾞﾝ0ｼﾞｸﾗｲｦ…</p>
<p>P「お、9日になりましたね。誕生日おめでとうございます」</p>
<p>小鳥「あはは……ありがとうございます」</p>
<p>P「えっと、たしか……」</p>
<p>小鳥「1E歳です」</p>
<p>P「……」</p>
<p>ほんとに微妙な顔された！</p>
<p>そこは軽く受け流してくださいよ。</p>
<p>P「それじゃ、1E歳を祝して……」</p>
<p>P小鳥「「乾杯」」</p>
<p>ﾁﾝｯ</p></div>
</div>
<div id="resid13">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">13：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:36:02.96 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">小鳥「誕生日なんて、一年で一番ありがたくない日だったんですけどね」</p>
<p>P「どうしてですか？」</p>
<p>小鳥「どうしてって、そんなこと聞いちゃダメですよ」</p>
<p>P「……」</p>
<p>小鳥「女の人に、そういうの……」</p>
<p>P「俺にとっては、音無さんの誕生日は特別な日です」</p>
<p>小鳥「え？」</p>
<p>P「花束を受け取ってもらえますか」</p>
<p>小鳥「あ……はい。ありがとうございます」</p>
<p>P「……」</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>両腕にいっぱいの花束。</p>
<p>あなたのどんな想いが込められてますか？</p>
<p>言ってくれなきゃ、わかりません……。</p></div>
</div>
<div id="resid14">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">14：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:37:10.15 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">P「俺は花のことなんてわからないから……」</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>P「大切な想いを伝えるために、ってことで選んでもらいました」</p>
<p>小鳥「はい……」</p>
<p>P「小鳥さん」</p>
<p>小鳥「はい」</p>
<p>P「……」</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>P「好きです」</p>
<p>小鳥「あ……」</p></div>
</div>
<div id="resid15">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">15：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:38:04.70 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">小鳥「わた……私も……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ</p>
<p>P「……」</p>
<p>小鳥「あれ？　なんで……泣いちゃってるんだろ？」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ</p>
<p>小鳥「嬉しいのに……へ、変ですね……ふふ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ</p>
<p>P「小鳥さん……」</p>
<p>小鳥「わ、私も……」ｸﾞｼｯ</p>
<p>P「はい」</p>
<p>小鳥「私も……プロデューサーさんが好きです！」</p>
<p>生まれてきたことに心から感謝した誕生日なんて、初めてかも……。</p>
<p>素敵なプレゼントをありがとうございます。</p>
<p>大好きです、プロデューサーさん……。</p>
<p>───</p>
<p>──</p>
<p>─</p></div>
</div>
<div id="resid16">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">16：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:39:03.13 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">P「それじゃ、俺は帰ります」</p>
<p>小鳥「え？」</p>
<p>か、帰っちゃうんですか？</p>
<p>泊まっていって、その……一緒に朝を迎えたりとか……。</p>
<p>心の準備、できてたんですけど……。</p>
<p>小鳥「でも、もう終電も……」</p>
<p>P「途中でタクシーを拾いますよ」</p>
<p>小鳥「そうですか……」</p>
<p>P「ごめんなさい。俺も小鳥さんと一緒にいたいんですけど……」</p>
<p>P「明日の仕事で、どうしても帰って準備しておきたいものがあるんで」</p>
<p>小鳥「今から帰ってじゃ、休んでる時間が」</p>
<p>P「仕事に支障が出ない程度には、ちゃんと休みます」</p>
<p>小鳥「ほんとですか？」</p>
<p>P「信じてください」</p>
<p>小鳥「……」ｼﾞｰ</p>
<p>P「……」</p>
<p>小鳥「ふぅ……わかりました、信じます」</p>
<p>P「小鳥さん」</p>
<p>ｷﾞｭｯ</p>
<p>小鳥「ふゎ……！」</p></div>
</div>
<div id="resid17">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">17：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:40:19.89 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">え、え～と、抱きしめられたときはどうすれば……。</p>
<p>私にわかるわけないっての！</p>
<p>わからないけど……たぶん。</p>
<p>こういう場合は、目を閉じて待ってれば……いい？</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>P「……」</p>
<p>ﾊﾟｯ…</p>
<p>私のファーストキ……あ、あら？</p>
<p>プロデューサーさん、離れちゃった？</p>
<p>P「また明日。おやすみなさい」</p>
<p>小鳥「え？　あ……」</p>
<p>小鳥「おやすみなさい……」</p>
<p>行っちゃった……。</p>
<p>そりゃまあ、ついさっき恋人同士になったばかりですけど……。</p>
<p>こういうの、男の人から求めてくるものですよね？</p>
<p>私ばっかりその気になってて、バカみたいじゃないですか……。</p>
<p>わからないことばっかり。</p>
<p>恋愛って難しい。でも……。</p>
<p>プロデューサーさんと恋人同士♪　えへへ///</p></div>
</div>
<div id="resid18">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">18：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:43:08.06 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">──　翌朝　AM6:00　──</p>
<p>月曜の朝なのに、なにこの爽やかな目覚めは？</p>
<p>お肌のハリも……やだ！　昨日とは別人みたい！</p>
<p>これならスッピンで仕事に行っても大丈夫かも！</p>
<p>……。</p>
<p>ごめんなさい、言いすぎました。</p>
<p>どんな幸せでも覆い隠せないものって、悲しいけどあるんですね。</p>
<p>小鳥「あ、メール……」</p>
<p>彼からだ。</p>
<p>この時間に起きてて、寝る時間なんてあったのかしら？</p>
<p>2時間もなかったりして……。</p>
<p>同棲とかは……まだ早いかな？</p>
<p>でも、なるべく一緒にいて、もっとしっかり休んでもらわないとね。</p>
<p>その……恋人として。</p>
<p>小鳥「恋人……うふふ///」</p>
<p>おっと、妄想に耽ってる場合じゃなかったわ。</p>
<p>返信……っと。</p>
<p>昨夜はいろいろとお預けになっちゃったけど、今はあれでよかったのかなって思う。</p>
<p>なんたって、恋愛初心者ですからね。少しずつ、ゆっくりでいいんです。</p>
<p>彼と一緒なら……。</p></div>
</div>
<div id="resid19">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">19：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:44:58.87 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">──　朝　765プロ事務所　──</p>
<p>小鳥「おはようございます！」</p>
<p>P「おはようございます、小鳥さん」</p>
<p>音無さんじゃなくて小鳥さん。</p>
<p>昨夜の夢のような出来事が、夢じゃなかったということ。</p>
<p>小鳥「プロデューサーさん……」</p>
<p>P「はい？」</p>
<p>小鳥「いえ、その……///」</p>
<p>P「？」</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>P「……」</p>
<p>P小鳥「「あの」」</p>
<p>P小鳥「「あ……」」</p>
<p>小鳥「ぷっ」</p>
<p>P「はは」</p>
<p>小鳥「いい大人がなにやってるんでしょうね」ｸｽｯ</p>
<p>P「お似合いってことじゃないですか、俺たち」</p>
<p>小鳥「ふふっ、そうですね♪」</p></div>
</div>
<div id="resid20">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">20：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:46:13.99 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">小鳥「ところで」</p>
<p>P「はい？」</p>
<p>小鳥「昨夜は帰ってからちゃんと休みましたか？」</p>
<p>P「え？　ええ……それはまあ」</p>
<p>小鳥「約束しましたよね？」</p>
<p>P「はい……」</p>
<p>信じてください、なんて言っておいて、もう……。</p>
<p>みんなのために頑張るのもいいけど、自分のことも少しはいたわってもらわないと。</p>
<p>小鳥「そういうことだったら、今夜は……」</p>
<p>P「ええ、うちに来てください」</p>
<p>小鳥「そんなこと言っても、約束を守れない人は……え？」</p>
<p>P「え？」</p>
<p>小鳥「あ、いえ。それじゃ、今夜お邪魔します……」</p>
<p>P「ええ。今日はずっと一緒に」</p>
<p>小鳥「はい……///」</p>
<p>P「……」</p>
<p>小鳥「……///」</p>
<p>律子「……」</p></div>
</div>
<div id="resid21">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">21：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:47:25.95 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">P小鳥「「！？」」</p>
<p>律子「……」</p>
<p>P「律子！？」</p>
<p>小鳥「いたんですか！？」</p>
<p>律子「ええ。朝からお邪魔しちゃったみたいで」</p>
<p>P「いやいや！　おはよう律子！」</p>
<p>小鳥「お、おはようございます、律子さん！」</p>
<p>律子「……おはようございます」</p>
<p>あ……これもうごまかせないわ。</p>
<p>律子さんにだったら、正直に話しちゃってもいいですよね。</p>
<p>律子「まあ、だいたい察しはつきますが、いちおう説明してもらいましょうか？」</p>
<p>P小鳥「「はい……」」</p>
<p>───</p>
<p>──</p>
<p>─</p></div>
</div>
<div id="resid22">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">22：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:48:53.85 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">律子「話はわかりました。お二人のプライベートに口出しはしません」</p>
<p>小鳥「さ、さすが律子さん！　話のわかるいい女！」</p>
<p>P「助かるよ」</p>
<p>律子「ただし！」</p>
<p>P小鳥「「え？」」</p>
<p>律子「まだ、みんなには内緒にしておいてください」</p>
<p>律子「あの年頃の子たちは、影響を受けやすいですから」</p>
<p>P「そうだな……」</p>
<p>小鳥「ええ……」</p>
<p>律子「社長には報告しておいたほうがいいと思いますけど」</p>
<p>小鳥「それはもちろん！」</p>
<p>P「わかってるよ」</p>
<p>律子「それと……不本意ながら事情を知ってしまいましたが……」</p>
<p>P小鳥「「……」」</p>
<p>律子「だからといって、私の前ではイチャつかないこと！」</p>
<p>小鳥「え？　ダメなんですか？」</p>
<p>P「ダメなのか？」</p>
<p>律子「……正座しますか？」</p>
<p>P小鳥「「ごめんなさい……」」</p>
<p>律子「まったく……」</p></div>
</div>
<div id="resid23">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">23：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:50:22.46 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">律子「まあ、みんなの前で気をつけてさえもらえれば……」</p>
<p>ｶﾞﾁｬ</p>
<p>春香「おはようございます！」</p>
<p>P「おう、おはよう春香」</p>
<p>小鳥「おはよう、春香ちゃん」</p>
<p>律子「おはよう、春香」</p>
<p>春香「あれ？　プロデューサーさんと小鳥さん、また律子さんに怒られてたんですか？」</p>
<p>P「そんな、いつも怒られてるみたいな……」</p>
<p>律子「こっちだって好きで怒ってるわけじゃないわよ」</p>
<p>小鳥「律子さんなりの親愛表現ですもんね！」</p>
<p>律子「はいはい……」</p>
<p>春香「あはは……あれ？」ｼﾞｰ</p>
<p>小鳥「どうしたの？」</p>
<p>春香「ん～……気のせいかな？」ｼﾞｰ</p>
<p>小鳥「なにが？」</p></div>
</div>
<div id="resid24">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">24：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:51:46.47 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">春香「髪型もカチューシャも変わってないし……やっぱり気のせいですね」</p>
<p>小鳥「ど、どういうこと？」</p>
<p>春香「小鳥さん、なんだか少し雰囲気変わったかなって」</p>
<p>小鳥「うぇ！？」</p>
<p>P「……」</p>
<p>律子「……」</p>
<p>春香「えへへ、変なこと言ってごめんなさい」</p>
<p>小鳥「う、ううん！　気にしないで！」</p>
<p>こういうことに疎そうな春香ちゃんでも、なんとなく感づくって……。</p>
<p>もし勘のいい美希ちゃんとか、ニュータイプみたいな貴音ちゃんだったら……。</p>
<p>まあ、気をつけてもどうにもならないことだし、なるようになれよね。</p>
<p>───</p>
<p>──</p>
<p>─</p></div>
</div>
<div id="resid25">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">25：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:53:19.00 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">──　夜　765プロ事務所　──</p>
<p>高木「やあ、バースデーパーティは楽しんでもらえたかな？」</p>
<p>小鳥「はい！　まさかみんなにお祝いしてもらえるなんて……」</p>
<p>高木「そのみんなのお願いで準備させてもらったんだよ」</p>
<p>高木「ねえ、律子君」</p>
<p>律子「え！？　わ、私はみんなを代表しただけで……」</p>
<p>小鳥「ありがとう、律子さん」</p>
<p>律子「やめてくださいって……///」</p>
<p>高木「それにしても、音無君と彼がねぇ」</p>
<p>小鳥「いやぁ、自分でも信じられないですよ」</p>
<p>高木「なんとなくそうなるんじゃないかとは……いや、そうなってくれたらとは思っていたが」</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>高木「音無君のことは、自分の娘のように心配していたからね」</p>
<p>小鳥「あはは……不孝者の娘で申し訳ないです」</p>
<p>高木「彼なら安心して任せられるよ」</p>
<p>小鳥「はい！」</p>
<p>社長が見出して、私が好きになって、私を選んでくれた人ですからね。</p>
<p>ありがとうございます、社長。</p></div>
</div>
<div id="resid26">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">26：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:55:02.26 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">高木「ところで、その彼はどうしたのかね？」</p>
<p>律子「遠い子たちの送迎です。そろそろ戻ってくるはずですが」</p>
<p>高木「なら、音無君のことは彼に任せて、私は先に上がらせてもらおうかな」</p>
<p>律子「私もそうします」</p>
<p>小鳥「えぇ！？　律子さんも一緒に帰りましょうよ」</p>
<p>律子「私がいたら邪魔にしかならないでしょ」</p>
<p>小鳥「そういうことじゃなく、夜道の一人歩きななんてさせられません！」</p>
<p>律子「それは、今日に限ったことじゃ……」</p>
<p>小鳥「いつもは、こんなに遅くならないでしょ？」</p>
<p>律子「……」</p>
<p>高木「音無君の言うとおりだ。社用車を使っていいから、一緒に送ってもらうといい」</p>
<p>律子「はあ……社長がそう仰るなら」</p>
<p>小鳥「ありがとうございます！」</p>
<p>高木「では、お先に失礼するよ」</p>
<p>律子「お疲れさまでした」</p>
<p>小鳥「お疲れさまでした～」</p>
<p>───</p>
<p>──</p>
<p>─</p></div>
</div>
<div id="resid27">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">27：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:57:23.97 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">──　P自宅　──</p>
<p>律子さんを送ってから私の部屋に寄って、最低限お泊まりに必要な準備はしてきました。</p>
<p>プロデューサーさんの部屋……来るのは初めて。</p>
<p>そもそも男の人の部屋自体はじめてなんだけど。</p>
<p>彼と、朝まで一緒……。</p>
<p>今夜、どこまで進展するかは彼次第。</p>
<p>ちょっとだけ怖いけど……なにもなかったら、やっぱり寂しい。</p>
<p>小鳥「それじゃ、ご飯作りますね」</p>
<p>P「手伝いましょうか？」</p>
<p>小鳥「ダメですよ。今日は私の手料理を食べてもらうんですから」</p>
<p>P「そうですね。期待してます」</p>
<p>小鳥「任せてください」</p>
<p>うちから持ってきたエプロンを着けて……。</p>
<p>これでも、お料理には自信あるんだから。</p>
<p>惚れ直させておげますね♪</p></div>
</div>
<div id="resid28">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">28：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/08(日) 23:59:09.31 ID:vLoNS2X80</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">小鳥「冷蔵庫の食材を少し使ってもいいですか？」</p>
<p>P「好きなだけ使ってもらっていいですよ」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>小鳥「は～い……ん？」</p>
<p>P「ん？」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>小鳥「お仕事ですか？」</p>
<p>P「ええ。テレビ局の編成会議で、うちの企画案が好評だったみたいで……」</p>
<p>P「急いで企画書を仕上げていこうかと」</p>
<p>小鳥「そうですか……」</p>
<p>毎日人一倍働いて、結果だって出してるのに、家に帰ってもまた仕事。</p>
<p>アイドルのみんなのことを考えてない時間なんて無いんじゃ……。</p>
<p>プロデューサーさんと同じぐらい、みんなのことも大好きだけど。</p>
<p>みっともないな、嫉妬なんて……。</p></div>
</div>
<div id="resid29">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">29：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:00:38.46 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">彼のために初めて作ったお料理は……ちょっとだけ失敗。</p>
<p>味付けを間違えたのか、肉じゃがが少し甘すぎちゃった。</p>
<p>私たちの甘～いイチャラブぶりに、お料理もあてられちゃったのかも。ふふっ。</p>
<p>美味しそうに食べてはくれたけど、私の腕がこんなものだとは思わないでくださいね。</p>
<p>次はもっと美味しいご飯を食べてもらいますから！</p>
<p>小鳥「ふぅ……」</p>
<p>私が洗い物をしているあいだに彼にお風呂に入ってもらって、今は私の番。</p>
<p>なにがあってもいいように、念入りに綺麗にしておかないと。</p>
<p>小鳥「今日こそは……かな」</p>
<p>いやいや！　彼は昨夜まともに寝てないみたいだから……。</p>
<p>ちゃんと休んでもらわないと、なんのために私が来たのかわからないじゃない。</p>
<p>だから、焦っちゃダメ。</p>
<p>でも、キスも……まだなんだもん。</p>
<p>そのぐらいは、ね……？</p></div>
</div>
<div id="resid30">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">30：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:02:01.81 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">小鳥「お風呂いただきました～……あれ？」</p>
<p>P「zzz……」</p>
<p>机に突っ伏して……寝ちゃってる。</p>
<p>企画書を作ってる途中だったみたいだけど……。</p>
<p>念のため保存、っと。</p>
<p>さて、どうしよう。</p>
<p>起こすのも申し訳ないし、かといって、私の力じゃベッドまで抱えてなんていけなし。</p>
<p>でも、この姿勢じゃ腕が痛くなるわよね。</p>
<p>ん～……あ、そうだわ。</p>
<p>小鳥「ちょっと失礼しま～す」</p>
<p>少しだけ頭を浮かせて……枕替わりにクッションを。</p>
<p>そーっと、そーっと……よし。</p>
<p>それじゃ、もうひとつ椅子を並べて。</p>
<p>添い寝しちゃいま～す。</p>
<p>小鳥「もう……私のことほったらかして、先に寝ちゃうなんてひどいです」</p>
<p>P「ん……zzz……」</p>
<p>小鳥「かまってくれないとキスしちゃいますよ～？」</p>
<p>なんてね、ふふっ。</p>
<p>こんな歳でお恥ずかしい限りですが、私のファーストキスですから。</p>
<p>二人の思い出になるように……お願いしますね？</p>
<p>おやすみなさい……。</p></div>
</div>
<div id="resid31">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">31：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:05:18.73 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">──　翌朝　765プロ事務所　──</p>
<p>朝ですよ、朝！　彼と一夜を共にして、初めて迎える朝！</p>
<p>昨夜はあのまま寝ちゃったけど、今朝こそは……！</p>
<p>……の、はずだったんだけど。</p>
<p>律子「二人揃って、定時ギリギリにご出勤ですか？　ふ～ん……？」</p>
<p>P小鳥「「ごめんなさい……」」</p>
<p>二人して寝坊して、このザマです……。</p>
<p>仕事に影響が出ない限りは、社長も律子さんも多少のことは見逃してくれるだろうけど。</p>
<p>律子「私も野暮なことは言いたくないですから、これからは気をつけてくださいね」</p>
<p>P小鳥「はい……」</p>
<p>ずっと年下の律子さんに、こんなことで気を遣わせるなんて……。</p>
<p>無駄に歳を重ねただけの年長者なんて、みっともないだけよね。</p>
<p>はぁ……もっとしっかりしないと。</p></div>
</div>
<div id="resid32">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">32：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:06:46.72 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">一昨日からのことも、これからのことも、私にとっては初めてのことばかり……。</p>
<p>恋人らしいことはあまり出来てないけど……どうなのかな？</p>
<p>まだ進展なしって、遅い？</p>
<p>……わからない。</p>
<p>事務所には、恋愛相談できそうな相手はいないし……。</p>
<p>同世代の友達に、今更こんな相談はさすがに……。</p>
<p>こんなこと、グ○グル先生だって答えてくれない……。</p>
<p>小鳥「はぁ……」</p>
<p>雪歩「はい、音無さんお茶です」</p>
<p>小鳥「え？　あ……ありがとう、雪歩ちゃん」</p>
<p>雪歩「どうしたんですか、ため息なんてついて？」</p>
<p>小鳥「この歳になっても、色々と悩みはあるものなのよ……」</p>
<p>雪歩「この歳なんて……音無さん、まだお若いのに」</p>
<p>小鳥「あら……ふふっ。ありがとう」</p>
<p>P「雪歩、ちょっといいか」</p>
<p>雪歩「あ、はい」</p></div>
</div>
<div id="resid33">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">33：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:08:21.70 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">P「今日の仕事なんだけどな、ちょっとこれを見てくれるか」</p>
<p>雪歩「はい」</p>
<p>後ろから肩ごしにモニターを覗いて……体がくっつきそう。</p>
<p>雪歩ちゃん、男の人が大の苦手だったのに……ていうか、今でも苦手ではあるみたいだけど。</p>
<p>プロデューサーさんだけは特別みたい。</p>
<p>P「でな」ｸﾙｯ</p>
<p>ﾎﾟﾌｯ</p>
<p>雪歩「きゃっ！？」</p>
<p>P「うお！？　すまない、すぐ後ろにいるとは思わなかった」</p>
<p>雪歩「いえ、こちらこそ……///」</p>
<p>いま振り向きざま、顔が胸に……うん、当たってた。</p>
<p>いや、わざとじゃないのはわかってるし、こんなことで取り乱したりはしませんよ？</p>
<p>私はまだ、触ってもらってもいませんけどね！</p></div>
</div>
<div id="resid34">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">34：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:10:47.05 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">千早「あ、プロデューサー。少し相談したいことが……」</p>
<p>P「ん？　今か？」</p>
<p>千早「はい、できれば」</p>
<p>P「わかった。5分待ってくれ」</p>
<p>千早「ありがとうございます！」</p>
<p>あの気難しい千早ちゃんも、今ではプロデューサーさんを信頼しきってる。</p>
<p>ちょっと依存しすぎで心配なところはあるけど……。</p>
<p>プロデューサーとアイドルの信頼関係が深まるのは、事務所の一員として歓迎すべきこと。</p>
<p>なのに、いつからか素直に喜べなくなってる。</p>
<p>どうしても……恋人になった今でも、誰よりも私があの人にふさわしいと自信を持てないから。</p>
<p>お若いなんて言われても、ここはもっと若くて可愛い娘たちばっかりなわけで……。</p>
<p>プロデューサーさんだって、あずささんや律子さんの方が年齢的にはお似合いだし。</p>
<p>ほんとに私なんかでいいのかな……？</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>律子「どうしたんですか、小鳥さん？」</p>
<p>小鳥「いえ、なんでも……」</p>
<p>律子「？」</p>
<p>私も千早ちゃんのこと言えないか……。</p></div>
</div>
<div id="resid35">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">35：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:12:21.12 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">──　昼休み　たるき亭　──</p>
<p>小鳥「恋人が女の子にモテすぎるのも考えものです……」</p>
<p>P「は？　俺のことですか？」</p>
<p>小鳥「他に誰がいるんですか？」</p>
<p>P「いや、俺がモテるって言われても……」</p>
<p>小鳥「えっ」</p>
<p>P「えっ」</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>P「……」</p>
<p>小鳥「はぁ……そうですよね、自覚してないのがプロデューサーさんですよね……」</p>
<p>P「はあ」</p>
<p>ええ、わかってましたよ。</p>
<p>私だって、気づいてもらえなくて悩んだり落ち込んだりしましたから。</p>
<p>そのぐらいじゃないと、アイドルのプロデューサーなんて務まらないでしょうけどね。</p></div>
</div>
<div id="resid36">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">36：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:13:45.84 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">小鳥「あの、今夜は？」</p>
<p>P「遅くなると思います」</p>
<p>小鳥「ええと……」</p>
<p>P「たぶん、日付が変わる頃に」</p>
<p>小鳥「お仕事ですか？」</p>
<p>P「ええ」</p>
<p>小鳥「仕事仕事もいいですけど、もうちょっと摂生してもらわないと困りますよ」</p>
<p>P「好きでやってることですから」</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>たぶん仕事に関してだけは、私がなにを言っても聞かないと思う。</p>
<p>仕事に嫉妬してもしょうがないけど……。</p>
<p>今度「私より仕事のほうが大切なんですか！？」ってやってみようかしら。</p>
<p>やめとこ……めんどくさい女だと思われるだけだし。</p>
<p>小鳥「今日は、私も自分の部屋に帰ります……けど」</p>
<p>P「？」</p>
<p>小鳥「私がいなくても、ちゃんと休んでくださいね」</p>
<p>P「ええ、わかってます」</p>
<p>小鳥「そう言って、わかってないから困るんですよー！」</p>
<p>今夜は独りぼっち。</p>
<p>そんな日もあるだろうけど……。</p></div>
</div>
<div id="resid37">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">37：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:15:16.76 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">──　午後　765プロ事務所　──</p>
<p>小鳥「ふぅ……」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>律子「……」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>小鳥「はぁ……」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>律子「……」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>小鳥「空になりたいわぁ……」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>律子「なに言ってるんですか……」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>小鳥「津軽レインボーってなんだよ……」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>律子「知らないっての……」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>小鳥「……」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>律子「……」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>小鳥「律子さんをめいっぱい抱きしめたい……」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>律子「窓からうっちゃりますよ？」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>小鳥「もー律子さんてばツンデレなんだからー」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>律子「デレてないデレてない」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>小鳥「……」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>律子「……」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>小鳥「ふぅ……」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>律子「……」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>小鳥「律子さんのメガネになりたい……」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>律子「ウザい……」ｶﾀｶﾀ…</p></div>
</div>
<div id="resid38">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">38：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:19:20.22 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">──　夜　765プロ事務所　──</p>
<p>小鳥「私は先に上がりますけど……」</p>
<p>P「はい」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>小鳥「くれぐれも無理だけはしないでくださいね？」</p>
<p>P「わかってますって」ｶﾀｶﾀ…</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>全然わかってない。</p>
<p>ちゃんと聞いてるのかも怪しいんですけど……。</p>
<p>P「あ、小鳥さん」</p>
<p>小鳥「はい？」</p>
<p>P「明日の夜は、今度は小鳥さんの部屋に行っていいですか？」</p>
<p>小鳥「そんなこと言って、また……」</p>
<p>P「約束します」</p>
<p>小鳥「ほんとですか？」</p>
<p>P「ええ、俺だって……」</p>
<p>ｶﾞﾁｬｯ</p>
<p>高木「やあ、君たち。遅くまでご苦労様」</p>
<p>小鳥「あ……社長、お疲れ様です」</p>
<p>P「お疲れ様です、社長」</p></div>
</div>
<div id="resid39">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">39：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:23:35.25 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">高木「ああ、君。ちょうどよかった」</p>
<p>P「はい？」</p>
<p>高木「急で申し訳ないんだが、明日朝から出張で名古屋まで行ってもらえないか」</p>
<p>P「出張ですか？　もちろん行かせてもらいますが」</p>
<p>高木「すまないね。私が行くつもりだったんだが、事情があって行けなくなってしまったんだ」</p>
<p>P「いえ、構いませんよ」</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>高木「君なら安心して任せられるよ」</p>
<p>P「ははは、光栄です」</p>
<p>高木「そうそう、任せられるといえば……」</p>
<p>P「？」</p>
<p>高木「出張を頼んでおいて、言えた義理ではないが……」</p>
<p>高木「君の仕事に対する熱意には感心するがね、可愛い恋人に寂しい思いをさせてはいかんよ」</p>
<p>小鳥「えっ？」</p>
<p>P「それは……」</p>
<p>高木「ははは、差し出口だったかな」</p>
<p>P「いえ……」</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>そんなことないですって、どうして言えなかったんだろ……。</p>
<p>……ううん、自分でわかってるでしょ。</p>
<p>自分に嘘をついたってしょうがないよね……。</p></div>
</div>
<div id="resid40">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">40：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:25:59.78 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">──　翌日　765プロ事務所　──</p>
<p>プロデューサーさんは、早朝から出張。</p>
<p>結局、戻ってこれるのは明日になるとか。</p>
<p>今夜の約束も、なくなっちゃった……。</p>
<p>また仕事に彼を取られちゃった気分……。</p>
<p>もちろん、私のわがままで引き止めるなんて出来っこない。</p>
<p>そのぐらいはさすがに弁えてますよ、ええ……。</p>
<p>律子「小鳥さん」</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>律子「小鳥さん！」</p>
<p>小鳥「は、はい！　なんですか律子さん？」</p>
<p>律子「今日は私も一日外での仕事になるんで、事務所のほうはお任せします」</p>
<p>小鳥「えぇ！？　律子さんまで私を置いていっちゃうんですか！？」</p>
<p>律子「はあ？」</p>
<p>小鳥「一人ぼっちは寂しいですぅ……」</p>
<p>律子「だから、プライベートを仕事に持ち込まないでくださいと……」</p>
<p>小鳥「わかってますよぉ……」</p>
<p>律子「わかってないから困るんですよ」</p>
<p>うぅ……どこかで聞いたようなこと言われちゃった……。</p>
<p>そりゃ、公私の切り替えができない私が悪いのはわかってますけどね。</p>
<p>寂しいものは寂しいんですよー！</p></div>
</div>
<div id="resid41">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">41：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:27:25.76 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">──　夜　小鳥自宅　──</p>
<p>また独りぼっちの夜……。</p>
<p>私なんて、半裸で手酌酒がお似合いよね……ふふ。</p>
<p>こんなお酒、少しも美味しくないけど。</p>
<p>小鳥「プロデューサーさんのバカぁ！」</p>
<p>電話ぐらい掛けてきてくれたっていいじゃないですか！</p>
<p>ふーんだ！　もうプロデューサーさんなんか知りませんですよーだ！</p>
<p>♪～～</p>
<p>小鳥「ぅひゃっ！？」</p>
<p>電話！？　って……プロデューサーさん！？</p>
<p>あわわ！　早くなにか着て……って、それはいいから！</p>
<p>落ち着いて……取り乱しちゃダメ。</p>
<p>深呼吸よ、深呼吸。</p>
<p>ｽｩ～～～…ﾊｧ～～～…</p>
<p>よし、出るわよ！</p></div>
</div>
<div id="resid42">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">42：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:29:15.53 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">小鳥「も、もしもし……」</p>
<p>P『小鳥さんですか？　遅くにごめんなさい』</p>
<p>小鳥「いえ……」</p>
<p>P『もうお休みでしたか？』</p>
<p>小鳥「まだ起きてましたよ」</p>
<p>P『よかった。いま大丈夫ですか？』</p>
<p>小鳥「え？」</p>
<p>P『今、マンションの前です』</p>
<p>小鳥「えぇ？　帰りは明日になるんじゃ……？」</p>
<p>P『その予定だったんですけどね。なんとか早く終わらせて、急いで帰ってきました』</p>
<p>小鳥「そ、そうですか」</p>
<p>P『今夜一緒に過ごすって、約束だったでしょ？』</p>
<p>小鳥「え、ええ。それじゃ今、下に迎えに……」</p>
<p>って、うわぁ……。</p>
<p>空き缶ぐらいは片付けておかないと、さすがにドン引きされるわ、これ……。</p>
<p>小鳥「ご、5分だけ待ってもらえますか？」</p>
<p>P『ええ、いいですよ』</p>
<p>うん！　まずなにか着よう、私！</p>
<p>部屋の惨状より、半裸のほうがまずいよね！</p></div>
</div>
<div id="resid43">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">43：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:30:44.12 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">P「怒ってます？」</p>
<p>小鳥「別にー」</p>
<p>P「怒ってますよね？」</p>
<p>小鳥「怒ってませんよーだ」</p>
<p>P「困ったな。どうすれば許してくれますか？」</p>
<p>小鳥「えー」</p>
<p>チョロい女なんて思われたくないですからね。</p>
<p>簡単には許してあげません。</p>
<p>小鳥「朝まで一緒にいてくれたら、気が変わるかもしれませんけど……」</p>
<p>P「もちろん！　帰れって言われたらどうしようかと思ってました」</p>
<p>小鳥「言いませんよ、そんなこと……」</p>
<p>P「ええ」</p>
<p>小鳥「帰ったりしたら、今度こそほんとに許しませんからね？」</p>
<p>P「わかってます。隣にいっていいですか？」</p>
<p>小鳥「いいですよ……」</p>
<p>ま、まだ許しませんよ。</p>
<p>恋人として、そのぐらいは当然なんですから。</p></div>
</div>
<div id="resid44">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">44：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:33:51.75 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">P「今度の日曜日、なんとか休みをもらえました」</p>
<p>小鳥「え？」</p>
<p>P「その分、前倒しで仕事を進めなきゃならなかったんですけど」</p>
<p>小鳥「最近、仕事が立て込んでたのって……？」</p>
<p>P「ええ、そうです。これで一日一緒にいれますね」</p>
<p>小鳥「は、はい」</p>
<p>P「二人でどこか出かけましょう」</p>
<p>小鳥「お任せします……///」</p>
<p>ずるいですよ……。</p>
<p>そんなこと言われたら、許したくなっちゃうじゃないですか……。</p>
<p>P「俺ね……」</p>
<p>小鳥「？」</p>
<p>P「仕事が大変でも頑張ってこれたのは、小鳥さんのおかげなんです」</p>
<p>小鳥「私の……？」</p>
<p>P「初めて小鳥さんに会ったとき、すごく綺麗な人だと思って……」</p>
<p>小鳥「へ？」</p>
<p>P「一緒に仕事をして、すごく優しくて素敵な人だとわかって……」</p>
<p>小鳥「え？　え？」</p>
<p>P「でも、すごく可愛らしい人で……すぐに好きになりました」</p>
<p>小鳥「ぅぁ……///」</p>
<p>P「全然気づいてくれなかったですよね」</p>
<p>小鳥「それはお互い様ですよ……」</p>
<p>P「はは、そうですね」</p>
<p>小鳥「ふふっ」</p></div>
</div>
<div id="resid45">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">45：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:35:15.41 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">P「ほんとは、もっと早く告白したかったんですけど……」</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>P「少なくとも、自分の仕事に自信を持てるようになるまでは、と……」</p>
<p>小鳥「自信を……」</p>
<p>私は、こんな歳になっても自分に自信を持てなかった……。</p>
<p>どうすれば自信を持てるかなんて、たぶん考えたこともなかった。</p>
<p>でも、まだ手遅れなんかじゃない。</p>
<p>あなたがいてくれれば……。</p>
<p>P「やっと結果が出せるようになって……自信があるなんて、まだ胸を張って言えないですけどね」</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>P「アイドルプロデューサーとしてやっていく覚悟は出来ました」</p>
<p>小鳥「はい」</p>
<p>P「それに……」</p>
<p>小鳥「？」</p>
<p>P「迷ってるあいだに、他の誰かに小鳥さんを取られたら困りますからね」</p>
<p>小鳥「そんなこと……！」</p>
<p>P「……」</p>
<p>小鳥「いつまでだって……プロデューサーさんを待ってましたよ。きっと……」</p>
<p>P「ええ……」</p>
<p>小鳥「だいたい、他の誰かにって……それはこっちのセリフですよ」</p>
<p>P「はい？」</p>
<p>小鳥「わからないなら、それでいいです！」</p>
<p>P「そうですか」</p></div>
</div>
<div id="resid46">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">46：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:36:29.59 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">P「小鳥さん……」</p>
<p>ｸﾞｲｯ</p>
<p>小鳥「あ……」</p>
<p>今度こそ……ですよね？</p>
<p>ﾁｭｯ</p>
<p>P「……」</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>ファーストキス……。</p>
<p>プロデューサーさんと……。</p>
<p>P「……」</p>
<p>小鳥「……///」</p>
<p>ああ、もうチョロくていいです……。</p></div>
</div>
<div id="resid47">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">47：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:37:48.19 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">P「許して、もらえましたか？」</p>
<p>小鳥「許しました！」</p>
<p>P「はは、よかった」</p>
<p>小鳥「ふふっ///」</p>
<p>ずっと一緒にいたい。</p>
<p>大好き……。</p>
<p>P「こんな奴だから、また小鳥さんを怒らせることがあるかもしれないけど……」</p>
<p>小鳥「……」</p>
<p>P「悲しませることだけはしません」</p>
<p>小鳥「はい。嘘だったら許しませんからね？」</p>
<p>P「ええ、絶対に」</p>
<p>大丈夫です。</p>
<p>私があなたのそばにいれば、嘘にはなりませんから。</p></div>
</div>
<div id="resid48">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">48：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:38:42.85 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">だから、ずっと一緒にいてくださいね。</p>
<p>大好きです！</p>
<p>P「もう一度、キスしていいですか？」</p>
<p>小鳥「次は私からです♪」</p>
<p>おわり</p></div>
</div>
<div id="resid50">
<div style="color: #333333; font-size: 12px;">50：<span style="color: #008000; font-weight: bold;"> ◆PQxO3wwU7c</span>：2013/09/09(月) 00:46:25.61 ID:6WfIwa5r0</div>
<div style="margin: 10px 0px 60px 20px; font-weight: bold;">ピヨちゃん、誕生日おめでとう！<br />
2XのXはいくつなんだろー謎だわー</p>
<p>まあ、いくつだろうとピヨちゃんは可愛いから問題ない</p>
<p>それじゃ読んでくれてありがとう</p></div>
</div>
<div style="margin-top: 20px; font-size: 12px; color: #808080;">
<div align="right">小鳥「はじめての……ちゅっ」<br />
引用元：http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1378649746/</div>
</div>
]]></content:encoded>
			<wfw:commentRss>http://imasbiiki.net/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%82%b9ss/16/feed/</wfw:commentRss>
		<slash:comments>39658</slash:comments>
	<xhtml:link rel="alternate" media="handheld" type="text/html" href="http://imasbiiki.net/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%9e%e3%82%b9ss/16/" />
	</item>
	</channel>
</rss>
